背泳ぎ金メダリストが“自由形”で新境地 古賀淳也、30歳で迎える世界水泳
■古賀淳也を知る3つのポイント
・2009年の世界水泳では、背泳ぎで金メダル、銀メダルを獲得
・12年ロンドン五輪、15年世界水泳は代表ならず
・自由形も本格的にトライ。16年リオデジャネイロ五輪(以下リオ五輪)、今回の世界水泳では、フリーリレーの代表権を獲得
世界水泳金メダルもロンドン五輪出場ならず……
09年世界水泳では100メートル背泳ぎで金メダルを獲得した古賀淳也。試行錯誤をしながらたどり着いた今大会では、どんな戦いを見せてくれるだろうか 【写真:築田純/アフロスポーツ】
古賀が再び世界に姿を見せたのは、ロンドン五輪代表脱落から4年後。夢にまで見た五輪の舞台だった。背泳ぎで世界を制した男は、自由形でもそのスプリント力を発揮し、4×100メートルフリーリレーメンバーとして選ばれたのだ。
自由形で開いた新たな扉
フリーリレー代表として今大会の出場権を獲得。昨年12月の世界短水路選手権で日本記録を更新した50メートル背泳ぎにもエントリーされた 【写真:築田純/アフロスポーツ】
今年の世界水泳も、4×100メートルフリーリレーの代表として出場することが6月の和歌山県選手権で決まった。さらに「チャンスがあれば、もう一度背泳ぎで世界の舞台に立ちたい」という背泳ぎ(50メートル)にも、エントリーされた。
だが、世界水泳の競泳が始まる4日前の19日、30歳の誕生日を迎える大ベテランは、「世界選手権で金メダルを取った経験もある僕が、後輩に伝えられることはある」と、まずは自由形をメインに据えて、チームのために陸でも水中でも全力を尽くす。
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