【DDT】樋口和貞がDNA卒業マッチで最後の大暴れ「DDTに行ってもっともっと上を目指します」
今年2月からはエス・ ピー広告株式会社に大会運営を委託し、 映像ディレクターの佐々木敦規氏が大会プロデューサー、お笑いトリオ東京03の豊本明長さんがアドバイザーを務めていたが、今大会を最後に現体制は一区切り。8. 5新宿FACEでのビアガーデンプロレスからは、DNA第3章として、8選手参加の「プロレス甲子園」が開催されることが発表された。
自らの門出を白星で飾った樋口
大相撲出身、28歳の樋口は、14年11月のデビュー以来、185cm、113kgの恵まれた体格を生かし、DDT本線でも存在感を発揮。DNAとして聖地初新進出となった前回の5.10後楽園では、昨年10月の「DNA?Grand Prix 2016」優勝決定戦で敗れた因縁の相手マイク・ベイリーを倒し、「DNA最強決定戦」を制すると、高木社長から「おまえは本日をもってDNA卒業だ。これからはDDT所属としてプロレス界を盛り上げてくれ!」と告げられるも、樋口は「DNA所属として精一杯戦って、次の後楽園を満員にしたい」と、今大会を最後とすることを直訴し、この日の卒業マッチ実現となった。
観客からも大量の紙テープと歓声で卒業を祝福される中、樋口は岩崎を豪快なボディースラムで投げつけると、体格的には互角の吉村とは肉弾戦を展開。岩崎のハイキックをラリアットで封じ、痛めた腕への腕ひしぎ逆十字固めを狙われると、樋口は逆に持ち上げて切り返して見せ、ド派手なぶちかましからの轟天で、自らの門出を白星で飾った。
思い出のリングに「ありがとう。さようなら」
NωAの勝俣がDNA新エースに名乗り
アイドルユニットNωAの一員として、DDTマットでも活躍する勝俣は、前回の5.10後楽園大会ではWRESTLE−1の鈴木鼓太郎とシングルで対戦し、あと一歩まで迫る好勝負を展開。一方、昨年10月にデビューしたばかりの上野は、大阪市立咲くやこの花高等学校の同級生である竹下幸之介に完敗したものの、DDTのKO−D無差別級現役王者の胸を響かせてみせた。
上野は序盤から場外戦を仕掛け、勝俣の体を客席のイスごと後方へ吹っ飛ばすと、場外マット上へのボディースラム。勝俣も荒々しい張り手連打で対抗すると、15分過ぎにはスワンダイブ式Xファクター、バズソーキックを炸裂。粘る上野をファイヤーバードスプラッシュで仕留めた。
DNAの新エースに名乗りを上げた勝俣は、「これまでのように豪華なゲストや派手な演出もない。でも、僕たち1人1人ががんばって熱い試合を見せていくので、これからもよろしく願いします」と、観客に変わらぬ声援を訴えた。
両国メインの遠藤が絶好調をアピール
遠藤はDDT6.25後楽園大会で行われた「KING OF DDT 2017」で優勝。両国国大会のメインで、KO−D無差別級王座へ挑戦することが決定した。
遠藤は開始早々、ヘッドスプリングで起き上がる軽快な動きを見せると、さらにサッカーボールキック、チンロック。MAOのドロップキック、ノータッチトペなどを食らいながらも、スパニッシュフライ、ブレーンバスターからの旋回式トーチャーラックボムで勝利し、絶好調をアピールした。
鈴木大が引退回避で応援団の大家が男泣き
鈴木はこれまで、佐藤耕平、田中将斗、潮崎豪といった強豪選手と7分1本勝負で戦い、いずれも完敗。今回は7分間の1対4変則タッグマッチとして、鈴木秀樹&葛西純&NOSAWA論外&グルクンマスクの4人を一度に迎え撃つことになった。鈴木大はグルクン、鈴木秀樹、NOSAWAから瞬殺されると、最後の相手・葛西にもまったく歯が立たず。だが、大技を連発する葛西がフォールに入るたびにNOSAWAがカウントを妨害し、そのうちに7分が経過。結局、鈴木大自身の成長はほとんど見られないまま、ルール上、引退回避が決定し、応援団の大家健が男泣きした。
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