【ノア】中嶋がヨネを下しV5 福島で小峠戦へ 丸藤&谷口が巨人コンビにリベンジ
中嶋がヨネを退けGHC5度目の防衛に成功 【写真:前島康人】
なお、この日は2009年6月13日に46歳で亡くなった初代GHCヘビー級王者・三沢光晴さんの追悼セレモニーも行われた。会場には三沢さんの激闘のパネルが飾られた献花台が設置され、また、試合前には選手が遺影の前に整列し、追悼の10カウントゴング。選手たちは緑色のリストバンドをして試合に臨んだ。
ヨネ初戴冠ならず 小峠が宣戦布告
【写真:前島康人】
一般女性との結婚を表明したヨネは、5.3&5.4後楽園大会で、タッグマッチながら中嶋から2日連続で勝利するなど絶好調。負傷欠場中のパートナー、クワイエット・ストームもセコンドに駆けつけ、観客も「ヨネ」コールで初戴冠を後押しする。
互いに蹴りを得意とする者同士、序盤からサッカーボールキックの打ち合いでガマン比べをすると、ヨネが鉄柵キック、場外マット上へのボディースラム。チンロックでは観客の声援に応えて四方へ方向転換するサービス精神も発揮。胸板、背中へのキック連打からダイビングギロチンドロップとダイナミックに攻めたてる。だが、中嶋はキン肉バスターを切り返し、最大のピンチを切り抜けると、トラースキック3連発、ハイキックから背中&胸板へのサッカーボールキック。最後はヴァーティカルスパイクでトドメをさした。
【写真:前島康人】
バルコニーからは三沢さんの遺影が、放送席には小橋建太さんが見守る中、ノアの歴史を築いた大先輩たちの前でベルトを防衛した中嶋は、「オレは、ファンの皆と夢を共有したい。オレたちで夢を作っていきたい。そのためにも、オレは止まらねぇ!」と、新生ノアの先頭に立って盛り上げていくことを誓った。
丸藤&谷口がリベンジ成功 試合後は北宮が挑発
【写真:前島康人】
丸藤&谷口組は、5.4後楽園で行われた「グローバル・タッグリーグ戦」にGHCタッグ王者組として優勝。だが、公式戦ではコーディ組に敗れていたことから、今回のタイトル戦が決定した。
序盤から体格で劣る丸藤がローンバトルを強いられる苦しい展開となるも、10分過ぎにようやくタッチを受けた谷口がランディにボディースラム。倒れたその上にコーディ、さらには味方の丸藤までをもボディースラムで投げつける暴走ファイト。コーディと谷口のジャーマンスープレックス合戦など、激しい削り合いとなる中、挑戦者組が王者組を2人まとめて合体チョークスラム。だが、丸藤組もピンチを切り抜け、ランディに合体式の不知火を決めると、谷口がマイバッハボムツヴァイで粉砕した。
試合後のバックステージでは、GTL開幕戦で丸藤からピンフォール勝ちを収めたものの、5.23後楽園での一騎打ちでは敗れているマサ北宮が乱入し、「次はタッグだ」と挑戦を直訴。「しつこいか。うっとおしいか。おまえの心を折ってやる。用心しちぇおけ」と噛み付いてきた北宮に、丸藤も「やってやるよ」と苦々しい顔で応じた。
新外国人ケイジが大暴れ 潮崎は師匠・小橋と握手
【写真:前島康人】
182cm、120kgの筋骨隆々ボディーを見せ付けたブライアンは、杉浦の体をまるでバーベルのように上下に持ち上げるたり、セカンドロープからエプロンに立つ杉浦を軽々ブレーンバスターで投げるなど、圧倒的なパワーをアピール。杉浦に見せ場を作ることなく、必殺技のドリルクローで完勝した。
今シリーズ中に潮崎、杉浦という2人の元GHC王者からシングルで勝利を収めたブライアンは「オレはマシーンだからな。オレのすごさを見せ付けてやる。GHCの3つのベルトを必ず奪う」と、GHCシングル&タッグ王座獲りを宣言した。
【写真:前島康人】
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