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中嶋がヨネを下しV5 福島で小峠戦へ
丸藤&谷口が巨人コンビにリベンジ
中嶋がヨネを退けGHC5度目の防衛に成功
中嶋がヨネを退けGHC5度目の防衛に成功【写真:前島康人】

 プロレスリング・ノア「Navig.with Breeze 2017」最終戦となる4日の東京・後楽園ホール大会では、GHC2大タイトルマッチなどが行われた。


 なお、この日は2009年6月13日に46歳で亡くなった初代GHCヘビー級王者・三沢光晴さんの追悼セレモニーも行われた。会場には三沢さんの激闘のパネルが飾られた献花台が設置され、また、試合前には選手が遺影の前に整列し、追悼の10カウントゴング。選手たちは緑色のリストバンドをして試合に臨んだ。

ヨネ初戴冠ならず 小峠が宣戦布告

【写真:前島康人】

 メインイベントのGHCヘビー級選手権試合では、王者・中嶋勝彦がモハメド ヨネを退け5度目の防衛に成功。6.25ビッグパレットふくしまでは、次期挑戦者決定戦を制した小峠篤司の挑戦を迎え撃つことになった。


 一般女性との結婚を表明したヨネは、5.3&5.4後楽園大会で、タッグマッチながら中嶋から2日連続で勝利するなど絶好調。負傷欠場中のパートナー、クワイエット・ストームもセコンドに駆けつけ、観客も「ヨネ」コールで初戴冠を後押しする。


 互いに蹴りを得意とする者同士、序盤からサッカーボールキックの打ち合いでガマン比べをすると、ヨネが鉄柵キック、場外マット上へのボディースラム。チンロックでは観客の声援に応えて四方へ方向転換するサービス精神も発揮。胸板、背中へのキック連打からダイビングギロチンドロップとダイナミックに攻めたてる。だが、中嶋はキン肉バスターを切り返し、最大のピンチを切り抜けると、トラースキック3連発、ハイキックから背中&胸板へのサッカーボールキック。最後はヴァーティカルスパイクでトドメをさした。

【写真:前島康人】

 試合後、中嶋に呼び込まれ、リングに上がったのが小峠。小峠は第5試合で次期挑戦権を賭けて拳王と対戦。共にジュニアヘビー級から同時期にヘビー級に転向した両者は、ライバル意識ムキ出しの接戦を展開するも、拳王のアンクルホールド、蹴暴を耐えた小峠が、リバースフランケンシュタイナー、ランニングキックからのキルスイッチで勝利を奪っていた。小峠が「おまえから時代を奪わせてもらう」と宣戦布告すると、中嶋も「逆にGHCヘビー級の本当の重み、教えてやるよ」と応戦。中嶋の差し出す右手に小峠も応え、握手をかわした。


 バルコニーからは三沢さんの遺影が、放送席には小橋建太さんが見守る中、ノアの歴史を築いた大先輩たちの前でベルトを防衛した中嶋は、「オレは、ファンの皆と夢を共有したい。オレたちで夢を作っていきたい。そのためにも、オレは止まらねぇ!」と、新生ノアの先頭に立って盛り上げていくことを誓った。

丸藤&谷口がリベンジ成功 試合後は北宮が挑発

【写真:前島康人】

 セミファイナルのGHCタッグ選手権試合では、丸藤正道&マイバッハ谷口の「マケタラオワリ」がコーディ・ホール&ランディ・レイン組を退け初防衛に成功。試合後、バックステージでマサ北宮が挑戦を直訴した。


 丸藤&谷口組は、5.4後楽園で行われた「グローバル・タッグリーグ戦」にGHCタッグ王者組として優勝。だが、公式戦ではコーディ組に敗れていたことから、今回のタイトル戦が決定した。


 序盤から体格で劣る丸藤がローンバトルを強いられる苦しい展開となるも、10分過ぎにようやくタッチを受けた谷口がランディにボディースラム。倒れたその上にコーディ、さらには味方の丸藤までをもボディースラムで投げつける暴走ファイト。コーディと谷口のジャーマンスープレックス合戦など、激しい削り合いとなる中、挑戦者組が王者組を2人まとめて合体チョークスラム。だが、丸藤組もピンチを切り抜け、ランディに合体式の不知火を決めると、谷口がマイバッハボムツヴァイで粉砕した。


 試合後のバックステージでは、GTL開幕戦で丸藤からピンフォール勝ちを収めたものの、5.23後楽園での一騎打ちでは敗れているマサ北宮が乱入し、「次はタッグだ」と挑戦を直訴。「しつこいか。うっとおしいか。おまえの心を折ってやる。用心しちぇおけ」と噛み付いてきた北宮に、丸藤も「やってやるよ」と苦々しい顔で応じた。

新外国人ケイジが大暴れ 潮崎は師匠・小橋と握手

【写真:前島康人】

 5.26刈谷大会から参戦中のブライアン・ケイジが大暴れ。5.27大阪での潮崎豪に続き、この日は杉浦貴をも撃破。「オレが狙うのはGHCのベルトだ」と、いきなりのトップ獲りをアピールした。


 182cm、120kgの筋骨隆々ボディーを見せ付けたブライアンは、杉浦の体をまるでバーベルのように上下に持ち上げるたり、セカンドロープからエプロンに立つ杉浦を軽々ブレーンバスターで投げるなど、圧倒的なパワーをアピール。杉浦に見せ場を作ることなく、必殺技のドリルクローで完勝した。


 今シリーズ中に潮崎、杉浦という2人の元GHC王者からシングルで勝利を収めたブライアンは「オレはマシーンだからな。オレのすごさを見せ付けてやる。GHCの3つのベルトを必ず奪う」と、GHCシングル&タッグ王座獲りを宣言した。

【写真:前島康人】

 8年前、三沢さんの最後のタッグパートナーを務めた潮崎豪は清宮海斗と一騎打ち。放送席に座る師匠・小橋建太さんに見せ付けるかのように、至近距離で逆水平チョップ、マシンガンチョップを繰り出すと、粘る清宮をゴーフラッシャー、袈裟斬りチョップからのショートレンジ豪腕ラリアットで完封。試合後は小橋さんの元へ歩み寄り、ガッチリと握手をかわした。

高木裕美
静岡県沼津市出身。埼玉大学教養学部卒業後、新聞社に勤務し、プロレス&格闘技を担当。退社後、フリーライターとなる。スポーツナビではメジャーからインディー、デスマッチからお笑いまで幅広くプロレス団体を取材し、 年間で約100大会を観戦している 。最も深く影響を受けたのは、 1990年代の全日本プロレスの四天王プロレス。

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