競歩代表、盤石の布陣で世界陸上へ リオ銅の荒井「ベストな状態で本番に」

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高橋英輝(富士通)「ラスト5キロのペース変化を対策していく」

高橋英輝(富士通) 【スポーツナビ】

 2月の日本選手権で代表内定を頂き、そこからずっと継続して世界選手権に向けて準備を進めています。ロンドン世界選手権では、「1時間20分00秒」で「8位入賞」を1つの自分の目標にして、今は練習に取り組んでいます。

 先週も50キロの試合に挑戦しまして、自分の課題である、ゆったりとしたペースでの歩きというのも、より動きを洗練させながら余裕を持てるように取り組んでいます。またラスト5キロからのペースの変化で、いつも国際大会ではついていけずに、流れに乗れず後半の失速に繋がっているので、そういったところを対策して、これから取り組んでいきたいと思います。

松永大介(富士通)「自分の持ち味を出すのも重要」

松永大介(富士通) 【スポーツナビ】

 3月の能美大会(全日本競歩20キロ)で内定した後、環境が変わって、いろいろ試行錯誤になりますが、非常に順調に(調整が)できていると思います。昨年はリオ五輪で7位になったので、世界選手権では7位というのが最低限の順位だと思っています。あくまで目標はメダルというものを意識しながら、世界とどうやって戦っていくかというのを重点において、残りの期間を過ごしていって、本番でしっかりメダルを取れる準備をしたいと思います。

(世界選手権に向けての強化は)ラスト5キロのスピードアップに対応できる力を残り期間含めて、準備していきたいなと思っています。あとは自分の持ち味をどこまで出せるかというのも重要になるので、実戦を踏まえながら取り組んで行こうと思います。

小林快(ビックカメラ)「先輩方に続けるように」

小林快(ビックカメラ) 【スポーツナビ】

 世界選手権とは直接関係ありませんが、50キロ競歩が(東京五輪の実施種目から)なくなるかも知れないという話が4月にありました。ですが、たくさんの方から署名を頂き、存続することが決まりました。この場を借りてありがとうございますとお礼したいと思います。

 世界選手権の代表が決まったのは昨年10月の高畠(全日本競歩50キロ)なのですが、正直、高畠で挑戦してみて、何か課題が見つかると思って、その後の輪島(日本選手権50キロ)で代表権が取れればと思っていたので、(高畠大会で代表内定したことが)びっくりというのが一番、正直なところでした。ですがその後、反省点もたくさんあったので、今はそれを修正している最中です。
 8月の世界選手権では、(15年北京大会、16年リオ五輪と)2年間、50キロ競歩はメダルを取っている種目ですので、その先輩方に続けるように、入賞を目指して、メダルが取れるように頑張っていければと思います。

 今回、(世界大会は)初の代表ですし、50キロも次が2回目とほぼ経験がないので、先輩方にいろいろアドバイスいただければと思っています。そしてそれを自分の糧にしたいです。

荒井広宙(自衛隊体育学校)「競歩チーム全体で力を合わせる」

荒井広宙(自衛隊体育学校) 【スポーツナビ】

 4月の輪島大会(日本選手権50キロ)で、派遣設定は切ることができませんでしたが、優勝して今回の世界選手権の内定を獲得できました。ここで代表権を取ったということで、世界選手権に向けてはここからがスタートライン。ここからしっかり準備を8月に向けて進めて、個人的に頑張るというのも1つですが、競歩チーム全体で力を合わせて、1人でも多くが入賞、メダルを獲得できるように精一杯頑張って、競歩以外の陸上競技全体も盛り上げていければと思います。

(今後の強化については)特に、昨年のリオ五輪前とやることは大きく変わりません。その中で、今年は昨年やってきたことにプラスして、練習の質であったり、食事の摂り方であったり、基本的なところの質を高めていくことが大切かなと思います。
 その中で一番大事なのは、練習をしっかり継続していくことなので、今回、4月の日本選手権前にも故障があったのですが、今後はそういうことがないように、ケガ予防をしながらベストな状態で本番に臨んでいければいいなと思っています。

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