鍵を握る古賀と石井のサーブレシーブ率 データで見るVファイナル展望<女子>
スポーツナビでは、ここまでの戦いのデータを集計し、今季のNECと久光の特徴を分析した。本日始まるファイナルを前に両チームの傾向を知っておくと、リーグ女王を決める頂上決戦をより楽しめるかもしれない。
アタック失点が少なく、決定力が高い2チーム
【画像:スポーツナビ、ロゴ提供:Vリーグ】
さらに、この2チームは「アタック効果率」で見てもリーグ平均27%に対してNEC30.0%、久光30.1%と高く、「レセプション(サーブレシーブ)でAパス、またはBパスが返る確率」もNEC81.6%、久光82%と高い数値を残している(リーグ平均は79.4%)。安定したレセプションを基盤に、高い攻撃力を発揮したチームが上位に入ったといえる。
※効果率:「(得点数−失点数)/打数」。得点だけではなく失点も加えて攻撃面での貢献度を総合的に評価する指標
サイド攻撃では、NECが優勢か?
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一方の久光は長岡望悠が45.2%と突出して高い数値をたたき出しているが、新鍋理沙(34.8%)、野本梨佳(32.8%)、石井優希(31.5%)はサイドアタッカーのリーグ平均を下回る。長岡は3月4日に行われたNEC戦で負傷交代しており、ファイナルでも欠場が濃厚だ。サイド攻撃では、絶対的エースを欠く久光に対し、各選手が安定した数値を残しているNECが優勢となるかもしれない。