【新日本プロレス】内藤哲也のIC王座に挑む棚橋弘至 17年は「ニュー棚橋でテッペン取る」

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内藤vs.棚橋の歴史が軸になっていく

――今回の戦いではどんな戦いを見せたいですか?

 もちろん、東京ドームまでの流れは踏まえますけど、ドームで初めて観るお客さんや、テレビで初めて観る方も多いかと思います。なので、プロレスをずっと観てくれている方に発信しつつ、初めて観る人にも伝わるような、丁寧な戦いになると思います。
 内藤vs.棚橋となると、やはり感情がほとばしると思うんです。今の内藤は、リング上でも自信にあふれているし余裕がある。そこを何かうまく試合中に、内藤の記憶を操作できればと。思い出というか、過去の戦いで刺激できれば、ロス・インゴの前の内藤を引き出し、武藤敬司さんに憧れていた頃の内藤を引き出したい。そうなったら、棚橋のペースに引き込めると思っています。

――純粋にプロレス好きだった頃の内藤選手を引き出したいと?

 そこを引き出せればオレの勝ちですね。

――棚橋選手としては、中邑選手との戦いが頂上決戦的な歴史もありますが、これからはその役割が内藤選手に変わるように感じている?

 そこが軸になっていくと思います。内藤が上がってくると思いますが、オレはその上を行きます!

新しい入場曲で新しいものを築いていく

16年はリング上で結果を残せなかったが、17年は「ニュー棚橋」でテッペンを取ると意気込む 【スポーツナビ】

――最後になりますが2017年の抱負を。

 大きな巻き返しの年になると思います。先ほども言いましたが、この1年間、リング上で何もなかったので、これだけ長いこと低迷しているのは、キャリアの中でもなかったです。浮き沈みがあってこそプロレスラー。この1年間、もし沈んだと思われているのなら、来年は年始から上がって、1年間上がり続けます!

――16年はIWGPのベルトも獲得できず、ニュージャパンカップ、G1クライマックスも制覇できませんでした。やはりこのあたりが狙いどころになる?

 17年、グランドスラムしますよ!

 東京ドーム大会でここ数年はコスチュームも変えていますし、今回は入場曲も変わります。そういう意味で、挑戦ですよね。(今までの入場曲だった)『ハイエナジー』もすごくいい曲で、聞いた時の安心感がありましたが、過去の棚橋のイメージがついてくるから、そこに甘えちゃいけない。ここで新しいものを築いていきたいです。これはオレのわがままで、会場で『ハイエナジー』を聞きたいという方もいて寂しい部分もあるけど、もう一度新しい「ニュー棚橋弘至」でテッペンを取ります!

 おれがプロレス界全体を盛り上げていきます!

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