現役プロ選手を多く輩出している高校は? ベースボール・グラフィック・レポート
強打者そろう大阪桐蔭
【データおよび画像提供:データスタジアム】
投の中心は藤浪晋太郎(阪神、13年卒)。12年には1学年下の森とバッテリーを組み、史上7校目の春夏連覇を達成。今も当時も150キロ台の快速球を武器とするのは変わりない。
そして、11年から今年までの6年間、毎年1人はプロへ選手を送り込んでいる。ここ10年前後で急激に実力を伸ばした同校らしいデータだ。
エース菅野を擁する東海大相模
【データおよび画像提供:データスタジアム】
また、昨夏は45年ぶり2度目の全国制覇を達成。この時のダブルエース、小笠原慎之介(中日、16年卒)と吉田凌(オリックス、16年卒)のライバル物語も見守っていきたいところだ。
実績では頭抜ける名門・PL
【データおよび画像提供:データスタジアム】
やはり他校に比べるとベテランの占める割合が高く、松井稼頭央(東北楽天、94年卒)、福留孝介(阪神、96年卒)と日米通算2000安打達成者が2人もいる。このチームでは若手の部類に入る緒方凌介(阪神、09年卒)や吉川大幾(巨人、11年卒)には、大先輩のプレッシャーに負けず、1年でも長くPLの灯を点し続けてもらいたい。
ちなみに、12球団には同校出身者の投手が現在1人もおらず、今回は海の向こうから前田健太(ドジャース、07年卒)に参戦をしてもらおう。渡米1年目から強豪チームの先発ローテーションに加わる“マエケン”の活躍は、今年度限りで休部を発表した野球部関係者やファンにとって、数少ない明るい話題だろう。
今回はこのようなオーダーを組んでみたが、どこのチームが強いのか、想像するだけで思わず笑みがこぼれてしまう。理想形はファンの数だけあるはず。この機会に「あなただけの最強オーダー」を考えてみてはいかがだろうか?
(文:加賀一輝/スポーツナビ、グラフィックデザイン:澤田洋佑)