前田健太が立ち向かう強打者は誰だ!? ナショナル・リーグのスラッガーを紹介
ナ・リーグ中地区、東地区
19歳の若さでメジャーデビューを果たしたブライス・ハーパー(ワシントン・ナショナルズ)は、スーパースラッガーの中でも最も危険なバッターになると予想される。高校時代に502フィート(約153メートル)の特大本塁打を放ったこともあり、昨年22歳の若さで大ブレーク。42本で本塁打王に輝き、打率3割3分、99打点でナ・リーグMVPも手にした。OPSもリーグトップの1.109を記録。打ち損じのポップフライに見える打球が本塁打になる光景は、まさにピッチャー泣かせの何物でもない。また、昨年放った42発のうち、35本が右ピッチャーから打っている点も前田にとって要注意事項だ。
パワーヒッターに焦点を当ててきたが、スピードプレーヤーも軽視できない。マーリンズのディー・ゴードンは昨シーズン58盗塁、14年は64盗塁を決めており、シンシナティ・レッズのビリー・ハミルトンはここ2年間で113盗塁、12年のマイナー時代はなんと1シーズンで155盗塁を成し遂げている。塁に出すと厄介な選手も脅威になることだろう。
日本を代表するエースとしてメジャーの扉をたたいた前田が強打者相手にどう戦うのか? やはり打たれるのか? それともこれまで積み上げてきた経験と技術で、彼らを封じ込めるのか? 目が離せないシーズンになりそうだ。