新日本プロレス・木谷高明オーナー 「WWEの上位概念を覆したい」

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目標はワールドの加入者20万人

売り上げとしては興行、商品、メディアの3部門それぞれで15億以上を目指す 【横田修平】

――プロレスをビジネスとして見た時、今後はどれぐらいの数値が目標となりますか?

 まずは当面50億円の売り上げが目標なのですが、過去最高が39億。50億となるには、興行で15〜20億、商品で15億〜20億、メディアで15億〜20億にしないといけませんね。
 最初にこの数字に達しそうなのが商品ですね。興行は会場を丹念に大きくしていかないといけないですよね。地方も含めて会場を大きくしていくと。

――この目標に達する道筋はどれぐらいの期間で考えていますか?

 2、3年後の話ですよね。3年後には50億に届きたいですよね。ここから拍車をかけて、伸ばしていきたいです。

――過去においてプロレスは、国民誰もが知っているスポーツでした。しかし現在は縮小し、他のスポーツに比べても規模が小さくなっている印象があります。この状態をどこまで回復させたいですか?

 回復させたいというより、まったく違うものにしないとダメですよね。過去と同じになるはずがないですから。野球でさえ、今は地上波で毎日見られない時代です。同じような状態には戻らないと思いますよ。

――そうなるとやはりテレビでの認知度というより、会場での人気や、動画配信サービスの加入者を増やすことが理想ですか?

 そうですね。一番はワールドですよね。デジタルになれば、オンラインがあり、オンラインになればグローバルになりますので。

――ワールドは何年計画でどれぐらいの人に加入してほしいという目標はありますか?

 20万人までいかないといけないですね。今年の夏で5万までいき、10万まではいきたい。やってみなきゃ分からないですけど、まずは5万人ですね。それこそWWEネットワークが130万人ですからね。

世界の2大勢力になるように

中邑WWE移籍の際に見られた“上位概念”。これを覆すことが、今後の目標となる 【横田修平】

――WWEは意識していますか?

 もちろんですよ。ただ、日本ならではと言いますか、日本だからできることをやっていきます。そこはWWEと差をつけたい。

――差を付けられる部分はどんな点だと思っていますか?

 もちろん、リングの中身に関してです。またその周りに関しても、彼らには無理だということを作っていきたいです。

――最後になりますが、新日本プロレスの今後の展望をお願いします。

 今回の中邑選手やAJ選手らの移籍で、マスコミの人もWWEに行くことを「メジャーに行く」という表現を使いました。中邑選手自身も「世界」と(表現していた)。

 でも「WWEが世界で、日本はローカルなのか?」と。この上位概念を勝手につけられてしまったのが一番のマイナスだと思うので、(新日本が)世界の2大勢力ととらえられるように、世界の人たちに認知されるような団体に持って行きたいと思います。

 ビジネス展開の仕方、リングの中身によって、WWEの上位概念を潰していきたいなと思います。

(取材・文:尾柴広紀/スポーツナビ)

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