1年目でV真中監督「最後は開放感」=ヤクルト、リーグ優勝会見全文

ベースボール・タイムズ

雄平「打った瞬間は頭が真っ白だった」

延長11回、サヨナラ打を放ちガッツポーズの雄平。劇的勝利で優勝を決めた 【写真は共同】

――今日の試合、11回裏、自分で決めるぞという思いで打席に入ったと思いますが?

 いや、決めるぞという思いはなくて……もちろん決めたかったんですけど、決めるぞと思ったら打てないと思ったので、無心で打ちました。

――強い打球がフェアゾーンぎりぎりに入りましたが?

 もうギリギリだったので、良かったです。

――開幕4番でスタートした今季は個人的には少し苦しんだと思いますが?

 そうですね。本当にチームに迷惑をかけてばっかりでした。その中でも、周りの監督さんや、コーチとかにサポートしていただいて、何とかここまで来れました。

――9月中盤からぐんぐん調子が上がってきました。

 このまま終わりたくないという気持ちが僕の中にあって、チームが優勝を狙える位置にあったことが僕にとっては救いでした。ここから何とかチームに貢献できるようにという思いでやっていました。

――ナイスバッティングでした!

 ありがとうございます。

――優勝が決まった瞬間の気持ちは?

 胴上げが、もう本当に最高でした。胴上げしたときと、その後、外野を周るときにファンのみなさんが喜んでいたのがうれしかった。打った瞬間は頭が真っ白だったんですけど、走っているときに気づきました。優勝だ、と(笑)。

山田「野球って本当に素晴らしいスポーツだなと」

――今季を春先から振り返っていかがでした?

 自分の思ったバッティングがなかなかできずに、春先はチームに迷惑をかけていたかなと思います。

――5月の後半からまとめて打ち出してトリプルスリーという言葉も出ました。トリプルスリーをやるぞと思ったのはいつごろ?

 目標にはしていましたけど、まさか30本以上ホームランを打てるとは思っていなかったですし、想像していた以上に打てたので良かったです。

――盗塁も15盗塁を越えてからハイペースでしたが?

 そうですね。監督、コーチからもどんどん積極的に走っていいよと言われていたので、そこはもう思い切って走りました。

――30盗塁というのは意識していた?

 ひとつの目標として数字は意識していました。

――1年間を振り返って、自分を褒めたいですか?

 そうですね。褒めたいですね(笑)。

――優勝が決まった瞬間の気持ちは?

 素直にうれしいという気持ちと、野球って本当に素晴らしいスポーツだなと思いました。本当、野球をやっていて良かったなと思います。

――今シーズンのMVPも濃厚になったのでは?

 いや、ちょっとそれはまだ分からないですね……(苦笑)。パスで(笑)。

(取材:三和直樹/ベースボール・タイムズ)

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著者プロフィール

プロ野球の”いま”を伝える野球専門誌。年4回『季刊ベースボール・タイムズ』を発行し、現在は『vol.41 2019冬号』が絶賛発売中。毎年2月に増刊号として発行される選手名鑑『プロ野球プレイヤーズファイル』も好評。今年もさらにスケールアップした内容で発行を予定している。

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