中京制するはコリオリの力“コリベリ”=乗峯栄一の「競馬巴投げ!第101回」

乗峯栄一

コーリンベリーしっかり差す!

[写真6]昨秋の武蔵野Sの末脚が強烈だったワイドバッハ、中京でも差し炸裂なるか 【写真:乗峯栄一】

 ダート短距離重賞のプロキオンS、フェブラリー出走組もけっこういるが、あと交流重賞帰りも多く、なかなか力の比較が難しい。

 とりあえず写真説明から。

[写真1]は阪神のオープンから公営名古屋のかきつばた記念と連勝中のコーリンベリー(柴田見厩舎)。これは古くコーリンが2歳のときのデビュー前の撮影。

[写真2]は一昨年のフェブラリーSを勝ち、GI馬ゼッケンがカッコいいグレープブランデー(安田隆厩舎)。先月末の撮影。

[写真3]は去年秋のJBCスプリント優勝が光るドリームバレンチノ(加用厩舎)。最近はダート専門で使われている。一昨年秋の撮影。

[写真4]は昨秋南部杯優勝、今年のフェブラリー3着のベストウォーリア(石坂厩舎)。今年のフェブラリー週の撮影。

[写真5]はフェブラリーを挟んでオープンを2勝しているレッドアルヴィス(安田隆厩舎)。今年のフェブラリー週の撮影。

[写真6]は昨秋の武蔵野Sを強烈末脚で勝ったワイドバッハ(庄野厩舎)。今年のフェブラリー週の撮影。

 まだオッズを見ておらず、ひょっとしたら一番人気になるかもしれないが、ここはコーリンベリーから行きたい。前走の交流重賞もいい逃げだったが、その前の阪神コーラルSが「どこからでも差せるよ」の余裕の体勢からの大名勝ちだった。逃げてよし、控えてよしで、これはかなりの力がある。

 鞍上・松山弘平も中京巧者だ。あるいはコリオリの力すらも把握しているかもしれない。しっかり差すとみる。

 コーリンの単(6)。三単頭(6)固定、ヒモにベスト(2)、エアハリファ(12)、ドリーム(15)、レッド(5)、グレープ(16)、ワイド(14)の6頭、30点でいく。

七夕賞はチカラ馬、レコンダイト

[写真7]七夕賞は重い馬場が得意なレコンダイト(右)を本命 【写真:乗峯栄一】

 七夕賞は重い馬場得意のチカラ馬、レコンダイト[写真7]からいく。

 レコンダイトの単(6)。三単頭(6)固定、ヒモにグランデッツァ(11)、クランモンタナ(15)、フラアンジェリコ(4)、アルフレード(2)、ヒラボクディープ(13)、トウケイヘイロー(10)の6頭、30点でいく。

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著者プロフィール

 1955年岡山県生まれ。文筆業。92年「奈良林さんのアドバイス」で「小説新潮」新人賞佳作受賞。98年「なにわ忠臣蔵伝説」で朝日新人文学賞受賞。92年より大阪スポニチで競馬コラム連載中で、そのせいで折あらば栗東トレセンに出向いている。著書に「なにわ忠臣蔵伝説」(朝日出版社)「いつかバラの花咲く馬券を」(アールズ出版)等。ブログ「乗峯栄一のトレセン・リポート」

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