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川淵チェアマンが新リーグの構想を提言
bj、NBL代表者会議で訴えた全言葉

NBL代表者会議での質疑応答(3)

川淵チェアマンと意見交換するNBLの丸尾理事長
川淵チェアマンと意見交換するNBLの丸尾理事長【スポーツナビ】

「Jリーグは東京23区それぞれにクラブがあってもいい」


<しばし沈黙>


 いろいろと腹が立ってる人は今こそ発言するときですよ(笑)。


――先ほどから強調されているホームアリーナで地域に根ざすということは非常に共感しておりますが、例えば我々も北海道という非常に広い地域でありながら、ホームアリーナが確保できない。旭川、帯広でやったり夕張でやったりと何とかやらせてもらっている。ホームアリーナの考え方がそれこそどれだけ地域を考え、集客を考えるのかとなるが、そういったこともあっていいのかなと思うが。(レバンガ北海道)


 基本的に申し上げたいのは8割がホームアリーナでやって2割が他でもいいということ。やはりホームアリーナが分散するということが、チームの発展にプラスになるとは思えないと僕が思っているだけです。bjリーグでも長野でそういう話があり、それがクラブ全体の発展につながるというのなら、それはそれでいいのではないでしょうか。それはクラブの考え方だから。これだけのファンを獲得して、ちゃんと健全経営が可能だと保障されるのならば、それはそれでいいという風に思います。


――1つの県に何チームまでとか制限があるのか?(三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ名古屋)


 そんなことはまったくありません。例えば名古屋の人口だと(チームが)4つか5つあってもいい感じですね。ロンドンは人口が800万ちょっとですが、そこにプロサッカーチームが14チームあるんです。60万人に1つ(チームが)あるということなんですよね。600メートルしかお互いのスタジアムが離れていないところもあるんです。600メートルですよ。これでまた盛り上がるっていうこともある。例えば東京都の23区にそれぞれ1つJクラブがあっていいと僕はずっと思っているんですよ。そんなことから考えればそんなのはなんていうことはない(笑)。ダービーマッチでね、ものすごく盛り上がったりすることがあるから。ネーミングをどううまくつけるかによって盛り上がりが変わるから、そういうのを考えられたほうがいいかもしれません。


――アリーナに関しては本当に死活問題といいましょうか、ビジネスをやってるほうでも生命線だと思っています。五輪に向けて改修という形で各自治体で体育館等を作る動きもあると思いますし、ルールに関しても飲食含め規制が非常に厳しいところがあります。そういう意味では新しいリーグにおかれましては良い意味でプレッシャーと言いますか、リーグの方から強く行政に要請するなり、そういう後ろ盾をするとチームとしては非常に交渉しやすいということがあるので是非お願いしたいと思います。(つくばロボッツ)


 日本で80何個あるアリーナの資料を見ました。大部分が土足厳禁で物販禁止。こんなのはだいたいホームアリーナになり得ないわけで、そういう場所を除いていくと21個しかない。少なくとも物販をして、そこでいろいろな食べ物を食べたり、あそこに行けばこんなにおいしいものがあるとか、そういうことでその収入もクラブに入る。そこでグッズも常時売ってる。また、バスケットの試合のときだけではなくて、普段のときもみんなが集うような、そういう環境を作ることがホームアリーナとしての価値なのでね。そういうものを目指してほしいと思います。

NBL代表者会議での質疑応答(4)

「将来性を明確に提示すればそれなりにトップに行ける」


――15シーズンのあり方について退会届を出すというような話ですけれど、15シーズンの具体的な進め方というものを早いタイミングでお示しいただくなり、議論する場を作っていただけると非常にありがたい。15シーズンは従来どおりやるということでいいのですね?(丸尾充/NBL理事長)


 それはもう大前提でいかないとまずいなという印象はあるので、その中で融通を利かせて交流戦みたいなことができればということは考えています。それが絶対無理だというのなら、プレーオフとかそういうところで盛り上がればいい。それは十分理解しています。


――先ほどチーム数の話が出たが、NBDLも15シーズンに東京八王子トレインズが入ります。それを入れると10チームになるので、そこも入れてあげないと。(丸尾充/NBL理事長)


 もちろん。今トップで活躍していても将来性を見て「これは1部じゃ無理だな」と思ったら「もう少し努力しなさい」と言って2部に入る。今の現状や財政力から見て、そこで線を引くということはしません。そうは言っても、全体の足を引っ張る状況だったら、そういう判断を勝手にしないということはないですけれど、少なくとも現状はこうだから上の方に行けないというふうに思う必要はないです。将来に向けて、確実に自立していきますということが明確に提示されれば、それなりにトップに行けるということです。


 これから皆さんとは個別にお会いすることになると思いますけれど、僕はいろいろな経験をしてますから、相当な批判をされても「そんなもんかな」と思うし、「あのときあんなことを言ったから許さない」というようなことはありません。遠慮なく率直に意見を言っていただいたほうが新しいプロリーグを作るときの役に立つと思うので、是非そういうことでよろしくお願いしたいと思います。


 将来、あのときがきっかけになって素晴らしいプロリーグができたんだと言われるように、皆さんの協力をお願いしたいのと、この10年間それぞれが苦労されてここまで来たので、なんとかみんなの合意の上で素晴らしいリーグがスタートすることを心から願っています。僕もベストを尽くします。よろしくお願いします。

スポーツナビ

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