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川淵チェアマンが新リーグの構想を提言
bj、NBL代表者会議で訴えた全言葉

NBL代表者会議での質疑応答(1)

川淵チェアマンは「選手はもっと声をあげるべきだと思う」と話し、選手協会とも話し合う意向を示した
川淵チェアマンは「選手はもっと声をあげるべきだと思う」と話し、選手協会とも話し合う意向を示した【写真:アフロスポーツ】

「夢を持ってやってほしい」


――リーグの制度設計をされるにあたって、チームも決まらない中で最初の参入条件のルールをどう決めていくのか? また、集まったチームのなかで合議で決めていく制度のすみ分けとか進め方は?(つくばロボッツ)


 初めにだいたい基準を決めます。例えば、アリーナは5000人以上のアリーナをとりあえずのスタートとして何年後にできるか。それは具体的な言質を得た形での計画があって、将来は5000人、1万人、1万2000人くらいの夢を持ってやってほしいということが初めの基準としてあります。例えば経営の流れから言うと、3年間赤字だったら下(のディビジョンのリーグ)に落としますよだとか。それから選手の年俸については、最低年俸というのをこういうふうに決めていきたいとか、その辺の条件をいろいろと出し、それに対して地域クラブでは可否を決めてもらう。


 今のアリーナに関しても、ホームアリーナ(の確保)は非常に困難です。それぞれ(の条件が)出てくるので、その条件を全部にらみ合わせてその中からだいたい線を引いて、ぎりぎりのところのクラブを呼んで、ちゃんとヒアリングをしたうえで最後のところで(決めたい)。だいたい16プラスマイナス4チームになるかならないか。それは20チームになるかも分からないし。そんなふうな選定の仕方になると思いますね。


――ある程度、階層ごとに1部リーグに入れるであろうチームを集めながら、もう一度意見の再調整をして、最終的な参入基準を作るようなプロセス?(つくばロボッツ)


 それは絶対にやらないとね。いきなり出して線引いてこれだっていうことはしません。いろいろなヒアリングをしないと。「今は2部だけれど、もうちょっとこうすれば1部に行けるから」という話を聞くことで、勇気を得られて、次の方向性というのが出てくるわけですから。それについてはきっちりやっていきたいと思うし、そのことで5月までに決めたいというのも実際微妙なところがあって、もうちょっと先に延ばすことが起こり得るかも分からない。


――その方向性が示されていく5月以降のなかで、1部リーグに参加するであろうチーム同士のなかで、再度それぞれのリーグの制度なりを協議していくというわけか?(つくばロボッツ)


 それでも1年あとだから十分時間があると思う。そのなかでやるのが一番良いように思いますね。僕らはそういうところに口出しする気もないし、口出しする知識も経験もないですから。ただ、話がなかなか折り合わないっていうときに、僕らが行って「こういうふうにしたほうがいいんじゃないの」というようなことでしょうね。


<しばし沈黙>


 どうぞ遠慮なく。こういうときに僕に突っかかったりするとテレビに出るから、そうしたほうがいいよ(笑)。やっぱりね、マスメディアに取り上げてもらわないと話にならないんだから。だから遠慮なくなんでもどうぞ。


――bjリーグ、NBLという名前で報道されることが多い。我々NBDL(ナショナル・バスケットボール・デベロップメント・リーグ)としてもプロのリーグに参入したいという意思を持っております。今回呼んでいただいて、今後も同じ土俵のなかで同じようにお話をさせていただきたい。メディアの方もNBDLを忘れず、同じ土俵のなかに必ず文言として入れていただきたいなと思います。(東京エクセレンス)

NBL代表者会議での質疑応答(2)

「選手はもっと声をあげるべきだと思う」


――新リーグへの移行について。NBLもbjリーグも15−16シーズンは今のままでやろうという考えがあったが、それはなくなるのか?(トヨタ自動車アルバルク東京)


 それは難しい問題があって、「とてもじゃないけれどできない」というのであればそのままでいけばいい。あとはプレーオフだとかで盛り上げをすればいいので。ただ、できたらそういう中でも、ごちゃごちゃと(チームを)引っかき回して二つに分かれてひょっとしたらやれるかもしれない。可能ならば、再編成はやったほうが新しいリーグとしての意味が現れるかなと。無理矢理はしません。


――どこかでNBLとbjリーグの交流戦があるということか?(トヨタ自動車アルバルク東京)


 そうです。是非あったほうがいいなとは思っています。それはお互いの話し合いでできるんじゃないかなと僕は思っています。


 ネーミングなんかも、「プレミアリーグみたいなのがいいんじゃないか」と言ったら、バレーボールが「プレミアリーグ」なので、バスケットボールの場合はどういうのがいいのか皆さんでぜひ考えてほしいです。1部、2部と言わずに、2部を違うものにするとか、名前を変えるだけで全然違うんですよ。その辺も合わせて皆さんのお知恵を拝借したいと思います。こういうのは皆さんの合意で決めるなり、あるいはファンの方の意見を聞いたほうがいいというのはありますね。


――新リーグへ加盟するための要件の中で、何が一番重要視されるのか?(熊本ヴォルターズ)


 僕が一番重要と思うのはホームアリーナです。戦力その他はいくらでも補充できたりするので、やっぱりホームアリーナですね。一番の大問題ですね。これが今のままでやってプロとして成功するとはとても思えない。ここをみんなで変えていこうとしないと難しいです。


――制度を考えていくにあたって、選手側との利害調整なども必要になろうかと思うが、選手側への説明ないしは意見吸収はどのように進めるのか?(つくばロボッツ)


 選手協会とはこういった話をするつもりでいます。はっきり申し上げて(昨年)10月のFIBAから懲罰を受けるときに選手の声が全然ないと思ってすごくがっかりしたんですよね。選手はもっと声をあげるべきだと僕は思っています。


――その声を聞くというレベルの話なのか、そういう制度を作るにあたって合意形成に入ってくるのか?(つくばロボッツ)


 選手はあくまで決められた範囲内でプレーするのが選手で、ある程度どんな感じかなということは聞きますけれど、選手の意見がそういう経営に入ってくるとおかしくなります。

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