逸材ひしめき合うライト級で王座交代劇 新王者ロスマレン誕生の「グローリー18」
CEO交代のグローリーが5カ月ぶり開催
王者キリアを判定で下して第2代ライト級王者となったロスマレン 【Glory Sports】
今回の目玉はライト級タイトルマッチ。この層には王者デビッド・キリアを始めとしてトーナメント覇者のアンディ・リスティ、孤高の王者ジョルジオ・ペトロシアンそして最年少のロビン・ファン・ロスマレンの4人が上位を占め、他にも逸材がひしめき合っている。
王者キリアがロスマレンの勢いを止められず
3Rにダウンを奪われたロスマレン(右)だが、それ以外は試合の主導権を握っていた 【Glory Sports】
結論としては試合の流れを終始ロスマレンに作られ、主導権を握ることのできないキリア。3Rには左フックによる偶発的ダウンを奪ったものの、試合の流れを変えるまでには至らずロスマレンの勢いを止めることができなかった。まるで三日天下のようにしてキリアは王座を陥落した。今後はロスマレンが防衛するわけだが、その相手はタイプとして苦手とする野獣リスティであり技巧者ペトロシアンである。毎回王座交代が起こる可能性が大のライト級である。
また、ライトヘビー級王者グーカン・サキへの挑戦者を決める4名トーナメントではブラジルからのサウロ・カバラリが優勝した。次回大会は12月19日に再びアメリカ。ここではヘビー級王座リコ・フェルフーフェンにエロル・シンメルマンが挑戦してのタイトルマッチが行われる。グローリーはアメリカを本拠地として定着する模様だ。
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