中西が12年半ぶりノア参戦「暴れたい」 新日第3世代軍が10.12横浜大会に進撃
10.12ノア横浜大会に参戦する天山 小島、永田、中西の新日本代3世代軍(左から) 【写真:プロレスリング・ノア】
ことし7月までGHCヘビー級王座V4を達成し、ノアマットを「青く染あげた」永田は、“最終兵器”中西をパートナーに「再びノアマットを青く染あげてやろうか」と意気込み。12年半ぶりノア参戦となる中西も「思いっきり暴れたい」と大暴れを誓った。
また、超危暴軍の森嶋猛&マイバッハ谷口組と対戦する天コジは、翌13日に控えるNWAタッグ選手権の「練習試合のつもりでいきたい」とバッサリ。小島は「私たち“天コジ”は『喜んで暴れる』“超喜暴軍”、もしくは“超希望軍”。見ているファンの方に希望を与える」と超危暴軍を挑発した。
永田「再びノアマットを青く染あげてやる」
前GHCヘビー級王者の永田は「再びノアを青く染める」と気合い 【写真:プロレスリング・ノア】
永田 お久しぶりです。7月の有明コロシアムでベルトを失い、もうしばらくお役御免だろうと思っていたんですが、こんなにも早くノアに参戦することになって思ったより意外でしたね。ベルトを失ってからG1クライマックスですとか自主興行等でなかなかノアを見ている余裕はなかったんですが、そんな中でも某テレビドラマなんか見ると結構ノアの選手が露出されているのが自然に入ってきて、世間に一生懸命発信されているなというのは感じていました。
――ヨネ選手と中嶋選手の印象は?
永田 初対決ではありませんね。このタッグでは初めてなんですね。初めてじゃない相手なんで、そこに新たな刺激というかファンの人が見て面白いという部分では最高のお土産を連れてきました(笑)。
――中西選手は12年半ぶりのノア参戦。対戦相手の印象は?
中西 対戦したことがない相手。前から知っていますが、今回楽しみでしかないですね。とにかく暴れたいです。永田が連れてきた最終兵器と思ってください。
――対戦相手の印象は?
中嶋 永田さん、中西さんはキャリアのある大先輩ですが、これは対抗戦なんでしっかり新日本を獲るつもりでBRAVEの中嶋勝彦として暴れていきたいと思います。
ヨネ 永田選手はGHCのタイトル戦で負けてそのままになっています。今はチャンピオンは丸藤選手になりましたけれども、俺の中ではその時の気持ちが残っています。永田裕志のせいで髪も坊主になりましたし、その借りを横浜でグローバル・リーグの前にぶっ潰したいなと思っております。
――永田選手はヨネ選手とグローバル・リーグ戦で同じリーグですが?
永田 グローバル・リーグを見てるとヨネ選手に限らず、初対決の選手がほとんどいないので、やはり昨年から今年の上半期にかけてノアに残した爪痕の借りを返すみたいな雰囲気を感じますね。ヨネ選手だけでなくほかの選手が虎視眈々と私を狙っていると感じましたので、出るからには再びこのプロレスリング・ノアのマットを青く染あげてやろうかなと思っています。
――ヨネ選手は?
ヨネ 運命的なものを感じますし、横浜でもリーグ戦でも首を獲れという声が聞こえてくるようです。
――試合に向けて?
中嶋 質問で永田さんに集中していますが、後ろにいる最終兵器・中西さんも僕の中ではかなり意識しているんで、僕の“勝彦大ジャーマン”でぶん投げてやりたいと思います。俺たちはいつでも絶好調です。
ヨネ 最終兵器の中西さんを投入するまでもなく最初のコンタクトで(永田を)ぶっ潰したいと思っていますので乞うご期待でよろしくお願いします。
永田 対戦相手の意気込みは非常によくわかりました。ただそうはいかないというところをですね、10月12日の横浜文化体育館では私と中西学選手の新兵器、“イーストゴールド”をさく裂させて、横浜のマットを青く染め上げてやろうと思っております。
中西 永田と自分の“イーストゴールド”で横浜を真っ青にしましょう。
中西「久しぶりのノアで思いっきり暴れたい」
12年半ぶりのノア参戦となる中西は「思いっきり暴れたい」と意気込み 【写真:プロレスリング・ノア】
中西 楽しみで仕方がない。過去やったのは引退してしまった力皇選手と森嶋選手でしたけど、あれから12年半ですか、長いですね。久しぶりのノアで思いっきり暴れたいですね。ノアのリングの上からいろんなもん見てみたいですね。
――“大勝彦ジャーマン”を出すと言われていますが?
中西 見たことないんでね、見てみたいですね。
――ヨネ選手は永田選手狙い?
ヨネ もちろんね、狙うは永田裕志の首のみっていう感じです。
――永田選手は完全に狙われる立場ですが?
永田 それだけ、今になって思えば、私が残した「爪痕=ノアのマットを青く染め上げた」ことが大きいと感じますし、なおかつノアのリングを活性化させてきたんだなという成果というものが証明されたんではないかと。ならば答えは再度ノアのマットを青く染め上げ、ファンを怒らせ、悔しがらせ、中には喜び涙するファンもいる、喜怒哀楽のあるリングに再びすることこそ、ノア参戦の意義というものが一つの目的で、そうすることが僕の使命だと思います。
――天山選手と小島選手も出ますが第三世代間のライバル意識はある?
永田 当然ありますね。グローバル・リーグに小島さんも出ますし、私がGHCのベルトを獲ったことに一番刺激を受けたのは小島さんらしいですし。自分が獲っていれば日本3大タイトルを全部獲ったことになるのに、僕が獲ったことで悔しがっていましたから。小島さんは意識してるでしょう。先日、第3世代でタッグのタイトルやって、そこで意識も感じていますし。ノアを制圧して一段落した後にG1の1発目で小島さんにやられて、それでG1が調子狂ったこともありますし。そういうことでわれわれ常に仲間であるけどライバルであるという意識を持って二十数年間やってきていますんで。私だけでなく中西さん、天山選手、小島選手の中にそういう意識があるのは間違いないです。その意識がきっとノアのマットを助けるでしょう。
――中西選手は継続的な参戦を考えている?
中西 自分が魅力的なものを見せるしかないじゃないですか。まだ出ると決まっただけで、永田みたく認められた訳じゃないんですから。これはもう押し売りみたく、認めさす以外にないでしょう。「中西がいた方がおもろいよ」という。
――永田選手とNWAタッグ獲りは逃したが、GHCタッグへの意識は?
中西 どんどん機会を作っていきたいですよ。そのためにも今度の12日の試合は傷跡残しますよ。
永田 中西さんが横にいて試合後に勝利の舞を踊ったら、とてつもないことになると思いますよ(笑)。この前、東金大会で披露しましたけど。
――屈辱を味あわす?
永田 迷わず見ろよ、見ればわかるさってことですね。あれはすごかったですよ、後で映像見てひっくり返りました。
――中西選手もノアのリングで踊る?
中西 相手を刺激することならなんだってやるよ。それもプロレスやろ。
――ヨネ選手いかがですか?
ヨネ コントみたいなんで、それだけは阻止しないとね。
中嶋 キャリアを積んでいくと話が長くなるんだなと。リング上ではダラダラ話もできないような試合にして、簡潔にわかりやすく、いい試合をして俺たちが最後手を挙げたいと思います。今必要なのは過去ではなく先の未来が必要なので、その先をつかみに行きます。