今度は連打の番? 内山のKO防衛なるか!?
8度目の防衛戦に順調な仕上がり
日焼けして鋭さを増したWBA世界スーパーフェザー級王者・内山高志 【スポーツナビ】
日焼けして鋭さを感じさせる姿で現れた内山は、記者からの質問に答える間も適度に水分補給を行うなど、ウェイトコントロールを含め調整が上手く進んでいる様子。「十分練習を積んだので、純粋に金子選手とやるのが楽しみ」と言い、練習に関しても「特にフィジカルを強化してやってきて、ここ最近では一番追い込んでやったと思う」と話し、決戦を1週間後に控えながら既に仕上がっているかの印象を与えた。
金子に対しては「好戦的で全体的に平均以上のものを持っている。若さもパンチもあっていい選手だと思う」とコメント。「タイプ的には似ているので、中間距離の打ち合いになればどちらか当たれば必ず倒れる、ヒリヒリする打ち合いになるのでは」と語り、しかし試合については「もちろん」と自らの勝利に自信を見せた。
渡辺会長はKO予告「見逃さないように」
大みそかの防衛戦まで1週間。順調な仕上がりを見せる内山 【スポーツナビ】
しかし内山は「いつも通りやって、判定でも勝てれば問題ないので」と話し、KOはいつも狙っているものではないという。テレビ放送用のアピールを求められても、「必ず勝ちます」「V8達成します」と、自ら「KO」を発することはなく、「いつも通り」という調子同様、メンタルの持って行き方も「いつも通り」を貫いた。
日本で1番強い王者とやって実力を示したい
「やっぱり日本人最強でいたい」と日本人対決に緊張感 【スポーツナビ】
2Rを行ったスパーでは佐々木修平トレーナーが「基本を繰り返して軌道がよくなった」という右ストレートを顔とボディーに打ち分けたびたびヒット。また左のリードも相手の前進をストップ、打ってきたところへのカウンター、打ち返しのリターンとこちらも強弱・軌道を変えて使い分け、充実ぶりを見せていた。
ミット打ちでは何のパンチを打ったか判別できないほど高速で連打を回転させ、得意パンチの1つである左ボディーではプロテクターの上からでも佐々木トレーナーを悶絶させた。
「(金子は)日本チャンピオンの中でも1番強いチャンピオンだと思っていて、そういう選手とやって自分の実力を示したい」
「やっぱり日本人最強でいたい気持ちはあるので緊張感は高まります」
受け答えでは終始王者らしい落ち着いた振る舞いを貫きながら、金子に対し最強の実力、違いを見せるとプライドを隠さなかった内山。ノックアウトダイナマイトが2013年最後にも爆発となるのか。
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