佐々木監督「意地を見せて3連覇目指す」=東アジアカップ メンバー発表会見
自分たちのリズムで試合をすることが重要
高さで勝負することは考えていなかったが、エントリーした中で長身の選手がいるので、宮間や、中島など精度の高いボールを蹴ることができるセットプレーは効果的になると思います。そういう意味では、誰がAグループなのかBグループなのか分かりませんが、2チームができる選手はそろっている。2戦目と3戦目は中2日しかないので、うまくやればターンオーバーという可能性も考えられます。
――大野はチャレンジリーグからの選出だが、今後チャレンジリーグも選出の対象になるのか? また、選出した若手に期待することは何か?
もちろん、ASエルフェン狭山には経験のある選手がいます。試合も3、4試合見ていますし、大野が入る前から狭山の試合は見に行っています。実際に狭山はレベルの高いサッカーをしていますし、そういう資質がある選手は常にチェックしています。なので、チャレンジリーグだから代表に選ばないとかそういうことはまったくありません。
若手の選手ですが、ヤングなでしこからは今回は入っていませんが、クラブで頑張っている選手は選出しています。東アジアカップを戦う上で、ヤングなでしこから選出できなかったのは残念ですが、もう少しリーグで経験を積んでいけば、9月には選出することができる選手もいると思います。
――欧州遠征で熊谷をボランチにコンバートしていたが、今回もコンバートを考えているのか?
前線でサイドハーフの選手がトップに加わるぐらいだと思います。熊谷もボランチには状況に置いては入るかもしれませんが、新たにというのはないです。
――韓国、中国、北朝鮮の印象と注意点は?
第1戦の中国は監督も代わって、モダンなサッカーをしている印象です。特に前線からハイプレッシャーをかけながら連動してボールを奪う質は上がっている。その中でも、われわれはしっかりボールを動かしながら、縦への精度を利用して自分たちのリズムで試合をすることが重要になります。北朝鮮については、球際の強さでは欧州の通じるところがあるので、しっかりと受け身にならずチャレンジして戦っていきたい。最後の韓国戦は順位を決定する重要な試合になるが、韓国も監督が代わりサッカーのリズムも変わっています。もう一回確認して、しっかり準備したいと思います。
――4−4−2システムは継続していくのか?
流れの中で状況を見ながら変動すれば、4−2−3−1でも4−3−3にもなることは選手に伝えています。その辺りは状況と選手の試合勘で変更もあると思います。外から見る分には4−4−2をベースにしていきたいと思っています。
――澤と直接会話したか?
スタッフの方と話をする中で、気持ちの確認だけはさせてもらいました。非常に意識が高かったです。
<了>