立ち技格闘技「グローリー」が12.2日本上陸 アーツ、シュルト、バンナが参戦

長谷川亮

「グローリー」日本大会にはアーツ(左)らK−1レジェンドが再集結 【長谷川亮】

 6月にイッツ・ショウタイムを買収し、世界最大規模の立ち技団体となった「グローリー」が20日に都内で記者会見を行い、12月2日に千葉・幕張メッセで待望の日本大会「GLORY 4 Tokyo GRAND SLAM HEAVYWEIGHT」を開催することを発表した。

 会見にはシュルト、アーツ、ボンヤスキーのほか、大会オフィシャルコメンテーターを務める武蔵、そしてスペシャルゲストとしてHKT48の指原莉乃さんが登場。
 会見には直前に登場が決まったという指原さんは、「格闘技にチャレンジさせられるんじゃないかと思って、出てくるまでドキドキしてました」とおっかなビックリの様子だったが、シュルトに手ほどきを受けてファイティングポーズを決め、アーツにお姫様抱っこで抱え上げられるなど、ファイターたちとの触れ合いを楽しんでいた。

K−1レジェンド戦士が1DAYトーナメント

スペシャルゲストのHKT48指原莉乃さんを“お姫様抱っこ”するアーツ 【長谷川亮】

 大会ではヘビー級16選手による1DAYトーナメントが行われるが、セーム・シュルト、ピーター・アーツ、レミー・ボンヤスキーという歴代のK−1王者たちの参戦がいち早く決定。16人の選手が参加しての1DAYトーナメントが行われ、1回戦・準々決勝・準決勝を2分3ラウンドで実施し、最初の2ラウンドを制すれば勝者となる「Best of Three Rule」を適用。ファイナルの決勝は、通常の3分3ラウンドでの実施となる。

 会見には過去18回の開催中、合わせて10回(シュルト4回、アーツ3回、ボンヤスキー3回)という優勝回数を誇る3人が来日し、トーナメントへの意気込みを語った。
 また、2003年と2004年にK−1で準優勝を果たしている武蔵は「ほんとにこの3人は日本でもレジェンドといえる3選手なので、自分も楽しみです」と3選手にエールを送った。

■セーム・シュルト
「今回は空手スタイル(=空手トーナメント)のようにたくさん試合ができるのでうれしいです」

■ピーター・アーツ
「トーナメントには誰が出るか分からないけど、誰でも戦いたい。世界一の人間と戦いたいので、この場にいれて嬉しいです」

■レミー・ボンヤスキー
「まずは日本に戻ってこられてうれしいです。そしてこのトーナメントはいいファイターがそろっていて、新しいシステムになっているので誰が勝つというのは全く分かりません。それが楽しみです」

■「GLORY 4 Tokyo GRAND SLAM HEAVYWEIGHT」
12月2日(日)千葉・幕張メッセ

【ヘビー級1DAYトーナメント出場予定選手】

セーム・シュルト
レミー・ボンヤスキー
ピーター・アーツ
ジェロム・レ・バンナ
エロール・ジマーマン
グーカン・サキ
セルゲイ・ハリトーノフ
フィリップ・ヴェルリンデン
イスマエル・ロント
アンダーソン“ブラドック”シルバ
ブライス・ギドン
タイロン・スポーン
ジャマール・ベン・サディック
イゴール・ユルコビッチほか

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著者プロフィール

1977年、東京都出身。「ゴング格闘技」編集部を経て2005年よりフリーのライターに。格闘技を中心に取材を行い、同年よりスポーツナビにも執筆を開始。そのほか映画関連やコラムの執筆、ドキュメンタリー映画『琉球シネマパラダイス』(2017)『沖縄工芸パラダイス』(2019)の監督も。

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