大和哲也が豪腕フックで復活KO勝利 TOMONORIは無念のTKO負け=NJKF
連敗中の悪夢から完全復活の勝利!試合後は何度も雄叫びを上げた大和 【t.SAKUMA】
大和「自分の戦いができた」
豪腕炸裂!大和(左)は強烈なフックで元ルンピニー王者を撃沈させた 【t.SAKUMA】
だが、ゴングが鳴れば大和の強さのみが際立った。大和は序盤から積極的に攻めていくと、2Rの開始直後に豪腕左フックを炸裂(さくれつ)させてダウン奪取。ルークプラバーツはなんとか立ち上がってみせたものの、大和は止まらず。さらに勢いを増したパンチをまとめて2度目のダウンを奪ったところでレフリーが試合を止めた。コーナーポストに登り、6カ月ぶりの勝利をかみしめた大和は客席へ向かって何度も歓喜の雄叫び。この勝利で復活を知らしめるとともに2年前のリベンジも果たした。「自分の戦いができた」。悪夢から目覚めた大和の逆襲がここから始まる。
TOMONORIは王座奪取ならず
無念のTKO負けとなったTOMONORI(左)はマットをたたいて悔しがる 【t.SAKUMA】
これまで数々のベルトを獲得してきたTOMONORIはこの日、米・チーム・オーヤマ所属のロミー・アダンザとWBCムエタイ・インターナショナル・スーパーフライ級王座決定戦で激突した。
1Rでの探り合いを終えようやく試合が動き出した2R、アダンザの放った左ヒジ打ちがTOMONORIの額を切り裂いた。すぐにドクターチェックとなったが、切り口は深く続行不可の判断。必死に試合再開を訴えるTOMONORIにドクターストップによるTKO負けが宣せられると、TOMONORIは拳でマットを何度もたたきながら、悔しさをあらわにした。