大和哲也が豪腕フックで復活KO勝利 TOMONORIは無念のTKO負け=NJKF
最優秀選手賞・健太がまさかの敗戦
NJKF&Krushの2冠王者である健太(左)がTOMOYUKIにまさかの敗戦を喫した 【t.SAKUMA】
この日、前半戦終了後に行われた昨年度の年間表彰式で最優秀選手賞を受賞した健太は、NJKFスーパーウェルター級&Krush70キロ級の2冠王。Krush3.17後楽園では城戸康裕を迎えてのKrush王座防衛戦を控えているだけに、絶対に落とせない一戦だった。
後楽園初登場となった空手をバックボーンに持つTOMOYUKIを迎え撃った健太は、巧みな試合運びでペースを握りかけたが、中盤以降はTOMOYUKIの強引なフックパンチで押し込まれてしまう。首相撲に持ち込んでも、「首相撲を練習してきた」というTOMOYUKIにしのがれ、左右のフックで後退を余儀なくされる。最終ラウンドの終盤でパン チをまとめた健太だったが、手数で上回ったTOMOYUKIに2−0の僅差判定負けを喫した。
NJKF&Krushの2冠王者にとっては痛すぎる敗戦。健太はリングを降りると呆然(ぼうぜん)としながら花道を下がった。一方、大金星を挙げたTOMOYUKIは「タイトルも狙っていく」とNJKF王座獲りに照準を定めた。
新設クラスで高橋と新人(あらと)が王座を獲得
高橋誠治はWBC日本王座に続きNJKFS・ライト級王座を獲得した 【t.SAKUMA】
■昨年度の年間表彰式
前半戦終了後に昨年度の年間表彰式が行われ、最優秀選手賞には現・ウェルター級王者で昨年7月にはKrush70キロ王座も獲得するなど5勝1敗の活躍が評価された健太が選ばれた。
その他の各賞は下記のとおり。
殊勲賞 高橋誠治
敢闘賞 宮越ソウイチロウ
技能賞 羅紗陀
努力賞 宮越慶二郎
新人賞 テヨン
■NJKF「KICK TO THE FUTURE 1」試合結果
2月18日(土)東京・後楽園ホール 開場16:45 開始17:00
<メーンイベント WBCムエタイ・インターナショナル・スーパーフライ級王座決定戦 3分5R>
●TOMONORI(OGUNI/WMCインターコンチネンタル・スーパーフライ級王者)
(2R 0分19秒 TKO 肘打ちによる額のカットでドクターストップ)
○ロミー・アダンザ(アメリカ/WBCムエタイ・アメリカ同級王者)
※アダンザが新王者となる
<セミファイナル 63.5kg契約 3分3R>
○大和哲也(大和/WMCインターコンチネンタル・ライト級&K−1 WORLD MAX−63kg 2010年日本王者)
(1R 2分28秒 KO パンチの連打)
●デンサイアム・ルークプラバーツ(タイ/元ルンピニー&WMCバンタム級王者)
<第8試合 70kg契約 3分3R>
●健太(ESG/NJKFスーパーウェルター級&Krush−70kg王者)
(判定0−2)
○TOMOYUKI(誠剛館/国際チャクリキ協会&ACCELミドル級王者)
※29−30 29−29 28−29
<第7試合 61.5kg契約 3分3R>
△宮越慶二郎(拳粋会/NJKFライト級王者)
(判定1−0)
△町田 光(橋本道場/MA日本スーパーフェザー級王者)
※30−30 30−29 29−29
<第6試合 NJKFスーパーライト級初代王座決定戦 3分5R>
○高橋誠治(東京町田金子/WBCムエタイ日本同級王者)
(判定3−0)
●一輝(OGUNI/元NJKFライト級王者)
※49−47 49−47 50−47
※高橋が初代王者となる
<第5試合 NJKFスーパーバンタム級初代王座決定戦 3分5R>
●裕センチャイジム(センチャイムエタイ/同級1位)
(判定1−2)
○新人(E.S.G/同級2位)
※48−49 49−48 48−49
※新人が初代王者となる
<第4試合 スーパーフェザー級 アグレッシブマッチ 3分3R延長1R>
●岩井伸洋(OGUNI/同級3位)
(1R 2’56” TKO 左肘打ちによる額のカットでドクターストップ)
○大和大地(大和ジム/同級4位)
<第3試合 68kg契約 3分3R ※ヒジなしルール>
△白神武央(拳之会)
(判定0−1)
△テヨン(キングジム)
※29−29 29−30 29−29
<第2試合 スーパーフライ級 3分3R ※ヒジなしルール>
●鰤鰤左衛門(キックボクシングスクールCORE)
(判定0−3)
○ニモ(キングジム)
※28−30 29−30 29−30
<第1試合スーパーフェザー級 3分3R ※ヒジなしルール>
○琢磨(東京町田金子)
(判定3−0)
●番長 翔(OGUNI)
※30−26 30−26 30−26