栄光よ再び!  ミルコ・クロコップ ベストバウト集

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ジョシュ・バーネット戦/PRIDE無差別級グランプリ2006

僅差の判定でジョシュを下しPRIDE無差別級王座を戴冠 【t.SAKUMA】

 ヴァンダレイとの試合からまともな休憩時間を与えられないまま同日に行われた無差別級グランプリ決勝戦だが、ミルコにとってはなにも問題にならなかったようだ。
 相手は前UFCヘビー級王者のジョシュ・バーネット。この日さいたまスーパーアリーナに足を運んだファンは、ミルコと同様に言い知れぬ幸運を感じたことだろう。
 1ラウンド7分32秒でジョシュを沈めたミルコは、珍しく感情を露わにして自らの勝利を祝った。これまでのミルコのキャリアで最も大きな勝利、念願のタイトルを獲得した記念すべき1日となった。

パット・バリー戦/UFC115

 PRIDEのスーパースターとして鳴り物入りでUFCに参戦を果たしたミルコ・クロコップだが、米国での戦いには苦戦を強いられた。
 2010年6月、UFC戦績3勝(3敗)で迎えたパット・バリー戦、この頃には一部ファンの間で「過去のファイター」として見られていたミルコ。しかし、この試合で周囲の評価を一変させる。
 1ラウンドに2度のダウンを奪われたミルコだったが、打撃が当たり始めると息を吹き返す。最後はチョークスリーパーで一本勝ちを収め、衝撃的な復活劇を見せた。
 試合後にはこれまでになく明るい表情で、冗談も飛ばしたミルコ。試合を心から楽しむことで自らのベストを尽くせると悟ったミルコが、もしもUFC137で再び同様のパフォーマンスを見せることができれば、対戦相手のロイ・ネルソンは大きな痛手を負うことになるだろう。

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