栄光よ再び!  ミルコ・クロコップ ベストバウト集

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ホドリゴ・ノゲイラ戦/PRIDEグランプリ2003決勝戦

ホドリゴ・ノゲイラに逆転の一本負けを喫したミルコ 【スポーツナビ】

 2003年11月9日、総合戦績9戦無敗の実績をひっさげ、ミルコがいよいよPRIDEヘビー級暫定王者決定戦に挑む。対するはブラジルのスーパースターで“柔術マジシャン”の異名を持つアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ。超一流の打撃系ファイターと柔術家の対決としても注目されたタイトルマッチ、序盤はエンジン全開のミルコが打撃で試合を支配する。
 1ラウンド終了間際には左ハイキックでノゲイラからダウンを奪う。2ラウンドで勝負を決めると思われたミルコだが、2ラウンド開始早々にノゲイラにテイクダウンを奪われると腕十字を極められまさかの逆転負け。結果的にノゲイラが試合巧者ぶりを見せつけた試合となったが、打撃で圧倒した1ラウンド目のミルコの姿は、関係者に強烈な印象を残した。

エメリヤーエンコ・アレキサンダー戦/PRIDEグランプリ2004決勝戦

10センチの身長差をものともせず左ハイでアレキサンダーを撃破 【t.SAKUMA】

 ノゲイラ戦で屈辱的なタップ負けを喫した後、ミルコは5戦4勝1敗(前UFCヘビー級王者ケビン・ランデルマンに敗れたものの、後にリベンジを果たす)の好成績で、エメリヤーエンコ・ヒョードルが君臨するPRIDEヘビー級タイトル戦線に再浮上する。
 そして2004年8月、王者ヒョードルの実弟であるアレキサンダーとPRIDEグランプリ決勝で激突。188cmのミルコにとって、198cmと上背のあるアレキサンダー戦は、これまでにない難しい試合になると思われていた。
 試合開始後、先に間合いを詰めてきたのはアレキサンダー。しかしひざ蹴りやローキック、アッパー、ストレートと多彩な打撃でミルコは相手を寄せ付けない。そして最後は10cmも高いアレキサンダーの側頭部に、左ハイキックを直撃させる。大木が倒れるようにゆっくりとマットに崩れ落ちたアレキサンダーは、朦朧(もうろう)としたまま顔面に強烈なパウンドを受け、ミルコの“ハイキック犠牲者リスト”に追加された。

ヴァンダレイ・シウバ戦/PRIDE無差別級グランプリ2006

左ハイでヴァンダレイの意識を刈り取りKO勝利 【t.SAKUMA】

 王者ヒョードルの実弟から勝利を奪ったミルコ。その後はジョシュ・バーネット、ケビン・ランデルマン、マーク・コールマン、イブラヒム・マゴメドフを次々に破り、ついに世界タイトルマッチでヒョードルに挑むが、結果は判定負け。さらにマーク・ハントにも敗北を喫したことで、格闘技ファンからその実力に疑問符をつけられてしまう。
 ミルコの時代は終わった。そんな雑音を打ち消したのは2006年9月、PRIDE無差別級GPでのヴァンダレイ・シウバとの準決勝。数あるミルコの好試合のなかでも、際立ったパフォーマンスをみせた一戦だ。
 もはや体格差云々のレベルではない、衝撃的な打撃戦。1ラウンド5分22秒、後に伝説となった試合に終止符を打ったのは、やはりミルコの左ハイキックだった。

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