大和哲也の弟分・侑也がムエタイ日本王座に挑む!=NJKF 選手インタビュー

7.17NJKF後楽園大会では、大和哲也の弟分・侑也(写真上・右)がWBCムエタイ日本ウェルター級王座に挑戦! 【t.SAKUMA】

 7月17日にニュージャパンキックボクシング「15周年記念シリーズ NEW JAPAN BLOOD 7」が東京・後楽園ホールで開催される。
 セミファイナルではWBCムエタイ日本ウェルター級タイトルマッチとして、王者・宮越宗一郎に大和が挑戦する。

 K−1MAX日本王者の大和哲也を輩出した大和ジムに所属する侑也は、2008年5月にプロデビュー。19歳の若さでNJKFウェルター級王者に輝くなど、キック界のこれからを担う現在20歳の期待の星。
 昨年9月に行われた「WBCムエタイルール日本統一ウェルター級王座次期挑戦者決定戦」で一貴に勝利し、今回の挑戦権を獲得。今年に入ると、5月14日にフランスで開催された「THAI FIGHT」でWBCムエタイ世界スーパーライト級王者ファビオ・ピンカにTKO勝利を収める金星を挙げている。

 今回は宮越宗が持つWBCムエタイ日本王座への挑戦となるが、「何が何でも勝ちにいくという姿を見せたい」と話し、タイトル奪取の先には8月7日の「THAI FIGHT」(東京・有明コロシアム)での世界チャンピオン・ピンカとの再戦へ意欲を燃やす。
 以下、大和侑也のインタビュー。

[記事提供:(C)NJKF]

ピンカからの金星が自信に

──昨年9月に挑戦者決定戦を制して、宮越宗一郎選手のWBCムエタイ日本王座に挑戦することになりました。まずは宮越選手の印象をお願いします。

大和 パンチがすごく強い印象がありますね。そのパンチで、去年のTHAI FIGHTでも3位になってますし、ホントに気をつけないとぶっ倒されると思ってるんで、警戒しています。

──ただ、パンチは大和選手も自信のある部分だと思うんですが。

大和 はい。でも自分は結構、打ち合わない方なので、今回はパンチ以外の所でペースをつかめればいいかなと思ってるんですけど、ただ毎回毎回、試合を盛り上げたいとは思っているので、打ち合えれば打ち合いたいと思ってますね。そうなったら、僕もパンチには自信があるので、倒せるんじゃないかなとは思いますけど。

──一方で、このところヒジとかハイキックとか、フィニッシュの技が増えてきてますよね。

大和 あんまり意識はしてないんですけど、その時に出した技が当たっちゃったっていう感じですね。だから自分でもちょっとビックリ、みたいな感じの所が多いですね。

──なるほど(笑)。先ほどTHAI FIGHTの話が出ましたが、大和選手はそのトーナメントで優勝したファビオ・ピンカにこの5月、ワンマッチで勝ってますよね。海外での試合という部分も含め、自信になったんじゃないですか?

大和 それは本当に、自信になってますよね。その後の一貴選手との試合の時も、結果は負けちゃったんですけど、ファビオ・ピンカとやったことによって、全く緊張もしなくて自信がつきました。自分の気持ちの中でも大きいですね。

──結果こそ残念でしたが、気持ちの面では手応えのある試合だったんですね。

大和 試合前、「あんな選手に勝ったんだから負けるわけないだろ」と思えましたし、ただでも、天狗になってた部分もあったので。今回はいい形で勝てると思います。

「判定はイヤなのでKO。一方的に勝ちたい」

──この試合、大和選手自身のテーマは?

大和 タイトルマッチという意識は全くしてないんですよ。

──そうなんですか?

大和 はい。自分としては崖っぷち状態だと思ってるんで。今回負けたら、上には行けないと思ってるんで。しばらくは下の選手としかできないんじゃないかと思うので、この試合はどうしても勝ちたいですね。

──どういう形で勝ちたいですか?

大和 判定はイヤなので、KOですね。一方的に勝ちたいです。

──早い段階で勝ちたいという気持ちはありますか?

大和 宮越選手も考えて動くので、それは難しいだろうと思いますね。僕も最初はどういう風に攻めていこうかと考えながら動く方なので、3Rぐらいからが勝負になってくると思います。

──WBCムエタイ王座については?

大和 それについても意識はないですね。とにかく、次は勝たないといけないという気持ちしかないです。相手が宮越選手じゃなくても、とにかく勝たないといけない。何が何でも勝ちにいくという姿を見せたいですね。

──その先に考えていることはありますか?

大和 今回勝ったら、8月7日のTHAI FIGHT(有明コロシアム)でファビオ・ピンカとの再戦が決まっているので、それに向けて頑張るだけですね。

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