トーナメント１回戦で新日本プロレスの飯塚高史と対戦するＡＫＩＲＡ。過去４回に渡り、宿敵・飯塚との知られざる秘密を『ＪＪ黙示録』として探ってきたＡＫＩＲＡだが、第５話となったこの日の会見では、ついにＡＫＩＲＡの身体に異変が発生。

　前回の会見では、ウイスキー瓶を片手に「俺の中に飯塚と同じような悪魔が……」とつぶやきながら取り乱す姿を見せたＡＫＩＲＡ。そして、この日の会見では、無精ヒゲを生やし、頬はやつれ、憔悴（しょうすい）しきった表情でＡＫＩＲＡは会見場に現われた。席につくなり、ＡＫＩＲＡは「同じ時代にプロレスラーとして生きてきた俺たちが、それぞれの道をそれぞれの方法で駆け抜けてきた。そして、また巡り合ってしまった。運命のいたずら……ではなくて、この巡り合わせは必然なんです」と一点を見つめながら淡々と語ると、「なんか……俺の中に悪魔がいるのは確かなようで」と衝撃発言。

　ここでＡＫＩＲＡはカバンのなかから鏡を取り出すと、鏡に映る自分を見つめながら「これ、見てもらえますか？　このなかにさ、悪魔がいるんだよ。ここに映ってるの、飯塚なんだよ。俺、こんなのになっちまったよ……」と語り、なんと自らの髪の毛をむしり取って、額で鏡をたたき割り、高笑いだ。ＡＫＩＲＡ本人が語る通り、本当に悪魔が身体のなかに住み着いてしまったのか、豹変（ひょうへん）してしまったＡＫＩＲＡは、「アイツの狂気と俺の狂気、俺は狂気の権化と化して闘ってやるよ。姿も形も狂気と化して、俺はお前と闘ってやるよ。楽しみにしておけ！」という言葉を残し、不気味な笑い声をあげながら会見場を去って行ったのだった。

　すっかり変わり果てたＡＫＩＲＡの姿に、会見に同席したＴＡＪＩＲＩも割れた鏡を見つめて呆然。そして、「前々回の会見のときにＡＫＩＲＡさんから“こんなカードを組みやがって！”と言われたじゃないですか。なんか俺、やっちゃいけないことをやったかなっていう感じがしましたね」とショックの色を隠せないでいた。

　己の身体が悪魔に乗っ取られ、狂気が宿ったＡＫＩＲＡ。一体、この先どうなってしまうのか！？

■『ＳＭＡＳＨ．１８』
６月９日（木）東京・後楽園ホール　開場１７：３０　開始１８：３０

＜メーンイベント　初代ＳＭＡＳＨ王座決定トーナメント１回戦＞
ウルティモ・ドラゴン
大原はじめ（ＦＣＦ）

＜セミファイナル　初代ＳＭＡＳＨ王座決定トーナメント１回戦＞
天龍源一郎（天龍プロジェクト）
マイケル・コバック

＜第６試合　初代ＳＭＡＳＨディーバ王座決定トーナメント１回戦＞
朱里
志田光（アイスリボン）

＜第５試合　初代ＳＭＡＳＨ王座決定トーナメント１回戦＞
ＴＡＪＩＲＩ
ＦＵＮＡＫＩ

＜第４試合　初代ＳＭＡＳＨ王座決定トーナメント１回戦＞
ＡＫＩＲＡ
飯塚高史（新日本プロレス）

＜第３試合　タッグマッチ＞
矢郷良明、木藤裕次
ゼウス、Ｔｈｅ　Ｂｏｄｙｇｕａｒｄ（大阪プロレス）

＜第２試合　初代ＳＭＡＳＨディーバ王座決定トーナメント１回戦＞
華名
リン“ビッチ”バイロン

＜第１試合　初代ＳＭＡＳＨ王座決定トーナメント１回戦＞
児玉ユースケ
石川晋也（大日本プロレス）