〔コスモヘルスカップ/FR〕34年前は初心者と日本アマ王者 増田伸洋が「いい教材にしていた」宮本勝昌をプレーオフで下し年間複数回優勝を達成
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コスモヘルスカップ シニアゴルフトーナメント2024 最終ラウンド
トータル9アンダーの単独2位には鹿志村光一、トータル8アンダー・4位タイには手嶋多一とタマヌーン・スリロット(タイ)が入った。また、宮本は敗れはしたものの、賞金ランキングで2位の片山に1,023万円の差をつけ、シーズン残り1試合となった最終戦に片山が優勝しても宮本を逆転できないことから、昨年に続いて2年連続賞金王を決めている。
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宮本はプレーオフのティーイングエリアに向かうカートに乗りながら、「まさかノブとプレーオフするとは思ってなかった。でもやってみたいと思っていた」と増田に話している。その後、宮本は95年にプロ転向して98年にレギュラーツアー初優勝。ツアー通算12勝を挙げた。一方の増田は、驚異的なスピードで上達し、98年にプロ転向。2006年にツアー初優勝を成し遂げた。
日本大学からプロという王道を行く宮本と、高校を卒業して研修生からプロを目指した増田。34年前は日本アマチュア王者と初心者だった2人が、シニアツアーの舞台で優勝争いを演じるとは、本人も含め誰も予想できなかっただろう。
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最終18番はともにパーとして36ホールで決着つかず、2人の勝負は延長戦へ。プレーオフ1ホール目、増田のチップインバーディを狙ったアプローチはピンをかすめて1.5メートルオーバー。それでも返しを入れてパーセーブする。宮本の決めれば優勝のバーディパットは1メートル。しかし、「弱めに引っかけた」と左に外して2ホール目へ。宮本がトラブルでボギーとしたのに対し、増田が3打目を1メートルに寄せてバーディを沈め、勝負が決した。
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「頑張れば行けるので最終戦はしっかり頑張りたいと思います」。次戦は3週後のシーズン最終戦「いわさき白露シニア」。今年、メジャーで味わった悔しさを払拭するためにも、賞金ランキング4位以内を死守したいところ。「今年は出来すぎ」というシーズンを笑顔のまま締めくくりたい。
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