一騎打ちを前にTAJIRI、FUNAKIが健闘誓う=SMASH

(C)スマッシュ

初代SMASH王座決定トーナメント1回戦で対戦するTAJIRI(右)とFUNAKIが会見に同席。意気込みを語った 【(C)SMASH】

 6月3日(金)、都内・株式会社スマッシュで記者会見が行なわれ、6.9『SMASH.18』(東京・後楽園ホール)より開幕する初代SMASH王座決定トーナメント1回戦で対戦するTAJIRIとFUNAKIが同席し、9日の対戦を前に健闘を誓い合った。

WWEファンにも観てもらいたい戦い

 SMASHがオフィスを構える新宿に、所用でFUNAKIが訪れたということで急きょ開かれた会見には、トーナメント1回戦で対戦するTAJIRIも同席。「ボクらは因縁とかまったくいらない関係なんで」とTAJIRIが語る通り、対戦前とは思えない和やかな雰囲気で会見がスタートした。

 WWE時代、TAJIRIはロウ、FUNAKIはスマックダウンでそれぞれ日本人メジャーリーガーとして大活躍。TAJIRIがWWEに入団した当初は、一緒に車で全米各地をサーキットするなどリング外でも共に行動していた仲だ。そんな2人が、WWE時代にもわずか数戦しかなかった一騎打ちを日本で初めて実現するとあって、「(対戦を)WWEファンにも観てもらいたい」と、この一戦にかける思いはお互いに強い。

 TAJIRIは「ボクとFUNAKIさんが肌を触れ合うだけで、2003年〜2005年くらいのWWEが見えてくるんじゃないか」と語ると、FUNAKIは「技とかはいらない」とコメント。
 さらにFUNAKIは、現在WWEで活躍する若手選手たちの現状にも言及。「平均値を取っておけば、この位置をキープしておけばそこにいられるっていう安心感で、みんな一緒に見えるんだよね。みんな同じようにいい身体していて、なんでも技をきれいにやっちゃうから。もうちょっと違うものをね」と指摘すると、「つまり何を言いたいかって言うと、俺らはそういうのじゃなかったってことを言いたいわけよ!(笑)」とアピール。
 これにTAJIRIも同意すると、FUNAKIは「たぶん、俺らはロックアップしただけでも違うと思うよ。俺らは立ってるだけでもいいよ。偉そうなこと言ってるけど、ぶっちゃけた話」と、TAJIRIとの一戦に強い自信を見せた。

マイペースなFUNAKIにTAJIRIは警戒

世界最高峰と呼ばれるWWEのリングで活躍してきた日本人メジャーリーガーの2人が日本でついに初の一騎打ち。しかし2人はいたってマイペース 【(C)SMASH】

 このFUNAKIの発言に対し、最初は同意していたTAJIRIも「大丈夫ですか、こんなに言っちゃって」と苦笑いを浮かべると、FUNAKIは「大丈夫。ケガしないかぎり大丈夫」と余裕の構え。ここでTAJIRIが、この一戦がトーナメント1回戦であることを改めてFUNAKIに確認すると、FUNAKIは「なんだ、勝たないといけないんだ。じゃあ、もっと違うことを言ったほうが良かった?」と反応。知ってか知らずかFUNAKIのこの反応に、TAJIRIは「FUNAKIさんはこう言ってるけど、これも作戦かもしれない」と、ここは警戒を強めた。

「悪いけど、どの位置でも、どの試合よりも俺らの試合が全部持っていく」と改めてアピールしたFUNAKIだが、「そんなこと言ってたら、なんだか俺も緊張してきたな」とマイペースぶりは相変わらず。世界最高峰と呼ばれるWWEのリングで活躍してきた日本人メジャーリーガーの2人が日本でついに初の一騎打ちとなるが、はたしてどんな闘いとなるか!?

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