一騎打ちを前にTAJIRI、FUNAKIが健闘誓う=SMASH

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石川「若手としてくくられるのは心外」

トーナメントに出場する大日本の石川は「若手としてくくられるのは心外」と怒りをあらわに 【(C)SMASH】

 またこの日は、トーナメント1回戦で児玉ユースケと対戦する大日本プロレスの石川晋也も記者会見を行なった。

 先月23日に行なわれた会見で対戦相手の児玉が、SMASH初戦がスターバックとの一騎打ちという大抜擢を受けた石川に対し、「同じ若手としていきなりのビッグチャンス。死ぬほど悔しかった。SMASHの児玉は若手でもひと味違うというものを見せたい。SMASHに誇りを持っているからこそ絶対に負けたくない!」とコメント。
 この発言に対して、石川は「TAJIRIさんにも聞きたいんですけど、自分と児玉選手の試合を若手同士の試合という意味でカテゴライズされているんだったら、自分は心外です」と、“若手”とくくられたことに対して反発の姿勢を見せた。

 さらに石川は、「自分には野心があって、そのための手段に上がっている。このSMASHで必ずやらなければいけないことがある。トーナメントでそれを実現させたい。だから、1回戦は必ず勝つ」と必勝宣言。この石川のアピールを受け、会見に同席したTAJIRIは、「僕と石川君には隠されたエピソードがあるということで、それを成し遂げるために石川君がSMASHに参戦してきたわけだけど、確かに若手の中にカテゴライズしてたら違う話になるよね。そういうちっちゃい話じゃない」と理解を示した。

トーナメントは通過点にしか過ぎない!?

「トーナメントも自分の野心を達成するための通過点」とクールにコメント 【(C)SMASH】

 また、石川は初代王座がかけられたトーナメント出場に関して、「正直、ベルトを獲ることには興味がない。今回のトーナメントも自分の野心を達成するための通過点なので。ベルトもその途中にあるものでしかない」とクールにコメント。そして、児玉戦に向けて石川は、「他人から見たら自分は若手かもしれないけど、自分のなかではベテランとか若手とか、そういうくくりはどうでもいいこと。それは自分の試合を観てもらったらわかる」と語ると、「若手同士の試合とか、そういうものにも興味はないんで」と、あくまでも野心達成のために闘うことを誓った。

“若手”という土俵に上げられることに強い反発を見せた石川は、前回の5.3後楽園ホール大会『SMASH.17』のスターバック戦に敗れはしたものの、潜在能力の高さを証明しているだけに、今回のトーナメントでは台風の目としてさらなる躍進に期待がかかる。

 はたして、SMASHのリングで虎視眈々(こしたんたん)と野心達成を目論む石川がどんな闘いを見せるのか注目だ!

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