新団体「スターダム」第1回プロテストの舞台裏リポート
スターダムの第1回プロテストは(前列左から)岩谷、世IV虎、美闘、夢の4名が合格 【写真:(c)スターダム】
12日、スターダムの第1回プロテストが行われ、新人5選手が参加。山あり谷ありの中、見事に合格切符を勝ち取ったのは美闘陽子、世IV虎、岩谷麻優、夢の4名。晴れてプロレスラーの仲間入りを果たした4名への期待はもちろん、ただ一人無念の落選となった須佐えりへの愛のムチも込めて、団体のGMである風香がペンをとり、その舞台裏をレポートしてくれました。
それでは、風香GMによる「スターダム第1回プロテスト」リポートをどうぞ!
試練のプロテスト、さて5人の様子は……?
過酷なテストに挑むスターの卵たち 【写真:(c)スターダム】
11月12日、スターダム第1回プロテストが無事終わったので結果発表させていただきまーす♪
今回受ける権利を獲得したのは
美闘陽子(びとうようこ・23)
世IV虎(よしこ・17)
岩谷麻優(いわたにまゆ・17)
須佐えり(すさ・17)
星輝ありさ(ほしき・15)
夢(はるか・8)
の6名。
ですが、星輝ありさが数日前の練習で負傷し辞退することになり5名になりました。
内容は
基礎体(腕立て伏せ30回、ライオンプッシュアップ30回、腹筋100回、背筋100回、スクワット100回)
↓
1分半(受け身30秒、ロープワーク30秒、受け身30秒)
↓
キックミット
↓
寝技スパーリング一人2分×6回
↓
プロレスレスリング一人2分×2回
当日集まった5人はまさに対照的でした。
自信に満ち溢れてる美闘陽子と世IV虎。
完全に魂がぬけている岩谷麻優と須佐えり。
必死で取り繕う夢。
急遽マスコミの方がたくさん来てくださることになったので「キレイにしてくるように」と伝えているのに余裕がなくバサバサの髪とジャージでくる練習生。
プロテストの話になるだけで「早く今日が終わってほしいです」と涙目になる練習生。
無理にはしゃぐ練習生。
2番ではなく「1番」を目指せ!
エース候補・美闘(左)は無難に合格も、もっとてっぺんを目指してほしい 【写真:(c)スターダム】
先日も載せたように美闘は極真空手の全日本2位、他にもハンドボール全日本2位というスポーツエリートです。
今回も落とす要素はどこにもないという内容。
でも審査員からあがった声は「期待していただけに残念」という厳しいものでした。
全部が無難にできているんだけど、ダントツ良いわけでもなく、うまく80点をとりに行ったという印象。
プロテストを経験してる劣等生の私から言えば「それの何が悪いんだー?(゜□゜;)合格ダロ」と思いますが(笑)、美闘は練習生としては異例の注目をあびているのだからこれではダメってことなんですね。
これからも人並み程度ではこんな辛口評価をされてしまうと思いますが、期待の裏返しだと割り切って乗り越えてほしいです。
心配なのは極真空手2位、ハンドボール2位……2位2位……2番手の人は1番(スター)にはなれないと聞きますよね!?
2位の居心地の良さに甘えて安住してしまわないかだけが心配なんです( _
プロテストの段階としてはパーフェクト
世IV虎(左)はプロテストの段階ではパーフェクトな存在感を見せつけた 【写真:(c)スターダム】
今回トップ合格と言ってもいいくらいの出来で、感情もよくでていてプロテストの段階としてはパーフェクト。
1カ月前は腕立て伏せが8回しかできず落ちこみ続けてキャラに似合わない負のオーラを出し続けた時期もあったけど、蓋を開けてみると誰よりも軽々とやりきりました。
大村先生(新小岩ジムの先生)に恋した疑惑がでるほど(笑)、毎日新小岩シーザージムにこもって特訓をしてきた成果ですね。
私も行ける時は付き合いましたが、いなくてもきっちり追い込むことができ、今回はプロテストに持っていくテンション、努力、技術、どれをとっても◎
目標は「スターダム1のパワーファイター、でも力だけじゃなく技術も身につけたい」と、その目標はまさに女子プロレスNo.1の高橋奈苗さんとモロかぶり。
その分野で一番を目指すということは一番高いハードルを選んだということ。
簡単な目標ではないけど、茨の道へ向かう世IV虎ちゃんを私も全力でサポートしたいと思います。