メジャー最少スコアタイのマキロイ「自分のリズムに乗れた」=全英オープン第1日
メジャー4大大会の最小スコア63に並ぶ成績で、初日に単独トップに立ったマキロイ 【Getty Images】
第1日は、セントアンドリュースが初めて全英オープンの舞台となってから137年、オールドコースでは初めてと言えるほどのロースコアが続出した。筆頭はロリー・マキロイ(英国)だ。何と9アンダー、63のスコアをたたき出し、2位のルイス・ウーストフイゼン(南アフリカ)に2打差をつけて単独首位に躍り出た。
1995年に優勝しているジョン・デイリー(米国)にとってもそれは同様だった。デイリーは、全英オープンでの自身のベストスコアである、6アンダー66で3位タイにつけている。さらに、タイガー・ウッズ(米国)が12番から3連続バーディーを決めるなど、5アンダー67で8位タイとまずまずの位置につけた。結果、第1日は73名もの選手がイーブンパー以上のスコアで終え、平均スコアは71.75とアンダーパーだった。
しかし、誰もマキロイ以上には状況を「追い風」にはできなかった。21歳の神童がマークした「63」は4大メジャー大会の最少スコアに並ぶ数字であり、セント・アンドリュースでこのスコアを達成したのは、歴史上ではわずか2度目となる快挙だ。さらに、これまでに全英オープンで63のスコアを出した選手は8名いるが、初日にこのスコアをマークしたのはマキロイが初めてだ。
また、日本勢では、注目の石川遼が4アンダー68で17位タイに、谷口徹が2アンダー70で46位タイに、宮瀬博文が1アンダー71で59位タイにつけている。
マキロイ「9番のイーグルが大きかった」
ロリー・マキロイ:ありがとう。17番で、62を出せればメジャーでの新記録になるな、と頭によぎった。そのせいでパットをミスしたのだろう。本当に素晴らしいスコアだと思う。最初の8ホールでは1アンダーといいスタートではなかったのだが、9番でイーグルを取れたおかげで、状況が好転し始めた。自分のリズムに乗ることができると素晴らしい結果につながる。とても楽しいラウンドだった。
――「ゾーン」に入っている時は、一体どんな感覚なのか?
マキロイ:別に特別な感覚はない。とにかくなるべくいいスコアを出していこうとトライしていく。ネガティブな感情は一切わいてこない。うまく説明できないが、とにかくバーディーを取っていこうと考えている。それ以外の事は頭に浮かばない。
「まだ3日ある」と余裕を見せるウッズ
タイガー・ウッズ:このコンディションなら、いいスコアを出さないといけない。状況を生かしてスコアを伸ばさないと。今日はいい仕事ができたと思っている。多くの選手がホール序盤からスコアを伸ばしていたが、私はそうはいかなかった。でも、何とか食らいついていけた。
――マキロイに追いつけると思いますか?
ウッズ:まだ3日あるから(追いつけると思う)。
<了>
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