中日ドラゴンズ、ついに井上一樹二軍監督が来季一軍監督に正式就任!!新生「井上竜」誕生!!しかし主力流出の危機に早くも暗雲が…?

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チーム・協会
【これはnoteに投稿された平田神虫さんによる記事です。】
2021年オフ、ドラゴンズファンが長年夢を見て、ついに誕生したミスタードラゴンズ立浪和義監督率いる「立浪竜」はファンの期待とは裏腹にまさかの球団史上ワーストの3年連続最下位に終わり、立浪和義監督は退任となりました。

その後任についてはペナントレース終了間際に既に井上一樹二軍監督に球団が次期一軍監督就任の要請が発表されており、正式な就任には至っていませんでした。
そしてペナントレースが終了し、オフの若竜らのフェニックスリーグが開催されている中、ついに次期一軍監督就任会見が10/10に行われ、

井上一樹二軍監督が来季一軍監督に正式就任しました。

※リンク先は外部サイトの場合があります



井上一樹新監督が会見で発言したように、今のドラゴンズには磨き続けた原石、光る手前まで来ている原石がたくさん揃っているので、そういった新たな若手選手の力を引き伸ばしつつ、勝てるチームに作り上げてほしいですね。



そんな新たに始動したドラゴンズですが、既にオフの動きに雲行きが怪しくなっています。

なんと先発の柱でもある小笠原慎之介投手が球団にポスティング申請をし、今オフにメジャーへ挑戦する意向があると報道がありました。

さらにさらに竜の絶対的守護神であるライデル・マルティネス投手が今シーズンオフで3年契約が切れるため、複数のNPB球団がライデル・マルティネス投手の獲得に向けて動いていることが米国のフランシス・ロメロ記者がXで投稿しました。

さらに一説には某球団が年俸800万~1000万ドル(約11億6000万円~14億5000万円)という超超超超超大型契約で獲得に動いていることが報道されました…



ドラゴンズとしてはただでさえ3年連続最下位に終わりチームとして戦力が手薄の状態。
つい先日ドラゴンズの主砲として長年チームを支えてきたビシエド選手が退団しドラゴンズファンの心を痛めている中、さらにチームの戦力である小笠原慎之介投手とライデル・マルティネス投手までも退団することになったらまさに泣きっ面に蜂…


ただ、小笠原慎之介投手の今シーズンの成績については、
24試合 防3.12 5勝11敗 82奪三振 投球回144.1回
QS14回 WHIP1.20 K/BB3.73
規定投球回達成者防御率ワースト
得点圏被打率.339

ホーム12試合登板 防御率2.23
ビジター12試合登板 防御率4.02

24試合登板中、
先制を許した試合 16試合
3回までに失点した試合 16試合

という成績であり、確かに2021年から4年連続規定投球回に達している竜のタフネス左腕ですが、メジャー挑戦はかなり厳しいと言っても過言ではありません。

現在メジャーに在籍する日本人投手は、
大谷翔平投手
ダルビッシュ有投手
前田健太投手
山本由伸投手
今永昇太投手
菊池雄星投手
千賀滉大投手
松井裕樹投手
藤浪晋太郎投手
上沢直之投手

という錚々たる投手らがおり、皆が皆、NPB時代では数々の個人タイトルを獲得し絶対的エースとして活躍した投手が揃っています。

しかしながら当時日ハムのエースとして活躍していた上沢直之投手はNPB時代は個人タイトルは獲得しておらず、ポスティングでメジャー移籍しましたが、結果大型メジャー契約は勝ち取れずレイズとマイナー契約となり、日ハム球団への譲渡金はまさかの90万円程度に終わっています。

小笠原慎之介投手はメジャーは長年の夢と語り、ドラゴンズファンとしてもメジャーへ送り出したいところですが、小笠原慎之介投手の実績を考えても、失礼ですがメジャーに行くにはまだ早いと思いますし、下手したら上沢直之投手以下の契約になり、中日球団への譲渡金が雀の涙程度にしかならない可能性もあります。

ただでさえ3年連続最下位というチームの惨状。そして上沢直之投手の例を見ても球団としてもポスティング申請を了承することも厳しいかと思います。



また、ライデル・マルティネス投手も育成契約からドラゴンズに入団しましたが、メキメキと力を付け、竜の絶対的守護神へと成長し、去年はWBCキューバ代表のクローザーを務めており、今やNPB最強クローザーへと成長しています。
極めつけは今シーズンの成績はなんと、
60試合 防1.09 2勝3敗7H43S 59奪三振 投球回58回
WHIP0.81 K/BB4.92

と、NPB歴代5位となるシーズン43セーブを挙げ最多セーブを獲得しています。

ライデル・マルティネス投手は今シーズンまで3年契約。これまでの年俸は、日本円にして年俸2億3000万円でしたが、今やライデル・マルティネス投手の実力は皆が皆知っているため、残留には破格の契約が必要となります。

なおライデル・マルティネス投手は事情が複雑ですが、簡潔に言えばキューバ政府から派遣された公務員という立場。ドラゴンズに残留するかはライデル・マルティネス投手の意思とは関係なしに、キューバ政府の意向次第です。

ドラゴンズとしては何とか流出だけは阻止してほしいところですが、某球団が15億円近くの年俸で獲得に動いているようでは歯が立ちません…

ちなみにドラゴンズ史上最高のクローザーである岩瀬仁紀投手は年俸4億3000万円が最高額、またドラゴンズ史上最高年俸が球団史上最強助っ人のT.ウッズ選手の年俸6億円となります。


井上一樹新監督が誕生した新生ドラゴンズに早くも前途多難…球団フロントは何としても残留に尽力してほしいです。
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