初代タイガーと天龍が一騎打ち リアルジャパン見どころ
折原vsシャーク戦は「危険な試合」と初代タイガーが認定!
リアルダークが仲間割れ。折原(右から2人目)とシャーク(右)が因縁の対決に臨む 【t.SAKUMA】
昨年12月、襲撃してきたタイガー・シャークに対して折原昌夫は怒りを隠さない。
「どうしてもシャークとやらせろ!やらせないならリアルジャパンにはもう出ない」と会社に要望を突き出した。
折原はシャークの裏切りは会社がやらせたのだろうと踏んでいて、余計に腹が立っているのだ。
こんな折原に初代タイガーは決断を下した。
「決着をつけさせましょう。裏切ったシャークの行動、心は察することができます。やるならとことんやれ」
しかし、そうなってくると試合が大変だ。なにせ小さい頃から暴れん坊で通ってきた折原だ。いまでこそおとなしくなったらしいが、つい最近まで新宿二丁目界隈で暴れまくっていた。しかも裏切りという行為が一番嫌いな男なのである。
リングと街中とは喧嘩のやり方が違う。とはいえ暴発はきわめて必至。
それは初代タイガーも認識していて「リアルジャパンはストロングスタイルを信条としている。無法なファイトは許さない。特別なレフエリーを呼ぶかもしれない。ヘンなことをしたら試合はすぐに中止させるので、ご了承願いたい」と事前に告げている。
シャークに恨み骨髄の折原。危険な試合だ!
もう一人のプロレスの師匠、石川雄規に肉迫するスーパー・タイガー
スーパータイガーは師匠である石川と対戦。恩返しとして勝利を飾れるか 【リアルジャパンプロレス】
とにかく師匠に恵まれているのだ。最初の出発点が格闘技だったので、プロレスをやり始めた当初は動きが固かったが、徐々にこなれてきた。固くなければ、本来、地力があるので本領発揮できるはずだ。
さて石川と組むのはさまざまなテクニックを持ち、体格も大きな長井満也。一方、Sタイガーのパートナーは初代タイガーも実力とセンスを認めた関本大介(大日本)。
関本は果敢に攻めるタイプ。その関本に引きずられるとうに2人でガンガンぶつかっていく試合になれば、実に面白い試合となる!
めまぐるしい試合だから、試される新弟子の動き!
ライバルの間下(右)と斉藤がタッグで対戦。第1試合は彼らの動きが試される 【リアルジャパンプロレス】
シャドー組に入っている間下隼人はチームでは一番若く、動きもいい。だからシャドーらの動きをじっくりと見るようなマネをせず、ガンガン向かっていけばいい。あとは先輩たちが何とかしてくれるという気持ちがプロレスを面白くする。
そうなれば間下のライバル、斎藤もいきり立つ。気迫は動きに表れる。めまぐるしいタッグ試合だからこそ、間下、斎藤の新弟子2人の動きが試される。
リアルジャパンプロレス「OVERHEAT」
【対戦カード】
<第六試合 メインイベント シングルマッチ60分1本勝負>
初代タイガーマスク
天龍源一郎(天龍PROJECT)
<第五試合 セミファイナル タッグマッチ45分1本勝負>
藤波辰爾(ドラディション)、ウルティモ・ドラゴン(闘龍門MEXICO)
長州 力(リキプロ)、ザ・グレート・サスケ(みちのくプロレス)
<第四試合 レジェンドチャンピオンシップ(選手権試合)60分1本勝負>
[第3代王者]アレクサンダー大塚(第3代レジェンドチャンピオン/AODC)
[挑戦者]佐藤光留(パンクラスMISSION)
<第三試合 シングルマッチ30分1本勝負>
折原昌夫(メビウス)
タイガー・シャーク
<第二試合 タッグマッチ30分1本勝負>
石川雄規(バトラーツ)、長井満也(ドラディション)
スーパー・タイガー、関本大介(大日本プロレス)
<第一試合 6人タッグマッチ30分1本勝負>
スーパー・ライダー、グラン浜田(フリー)、斎藤彰文
ブラック・シャドー(フリー)、ケンドー・ナカザキ、間下隼人
※出場選手は怪我などの理由により、変更となる場合が有ります。