Bリーグ開幕を祝うホーレス・グラント 日本へ伝えたいNBAでの成功例

スポーツナビ

4つのNBA優勝リングを持つホーレス・グラントに話を聞いた 【スポーツナビ】

 9月22日に新たな男子プロバスケットボール「Bリーグ」が開幕する。“エンターテインメント性”の追求や、地域に多くの楽しみをもたらす“夢のアリーナ”づくりもテーマに掲げており、“選手やチームの強化”だけではない使命を持った新リーグである。

 そんな記念すべきBリーグ開幕を直前に控えた21日、4度のNBA優勝の経歴を持つホーレス・グラントが来日した。シカゴ・ブルズのアンバサダーも務める彼に、これから幕を開けるBリーグについて、また日本人選手へのメッセージを語ってもらった。

現役選手で対戦してみたいのはステファン・カリー

ホーレス・グラントが現役で対戦してみたいと語ったステファン・カリー 【Getty Images】

――2016年4月にシカゴ・ブルズの特別アドバイザーに就任しましたが、具体的にどのような活動を行っていますか?

 チームのCOOであるマイケル・ラインズドルフのアドバイザーとして、地元の子供たちやスポンサーとの交流だけでなく、現役選手に自分の話をしたり、放送の解説をしたりと幅広く活動している。今はカリフォルニアに住んでいるので、ひと月の中で2週間ほどシカゴに滞在して、そういった活動をしているよ。

――現役時代一番大事にしていたことは何ですか? 

 選手として大切なことはたくさんあるが、1つ挙げるなら、常に最高のチームメートであることだ。仲間が落ち込んでいたり、不調だった時に「まだ多くの試合が残っているから気持ちを切り替えよう」と励ましたりしていたよ。

――引退して約12年の月日が経ちましたが、バスケに対する考え方に変化はありましたか?

 引退してもNBAのファンであることは変わらない。全試合がテレビで見られるサービスに加入していて、特に自分がかつて在籍したブルズや(ロサンゼルス・)レイカーズといったチームの試合を観戦している。

 もし今のNBAに注文をつけるとすれば、もっとフィジカルな試合が見たい。とはいえ、レブロン・ジェームス、ステファン・カリー、ラッセル・ウェストブルック、カーメロ・アンソニーなどのスターによって支えられている現在のNBAは、とても良い状態だと思う。

――もし対戦できるとしたら、現役で対戦したい選手は誰ですか?

 20歳若かったらステファン・カリーと対戦したいね。昔で言うと、マーク・プライスが似ているタイプで、スクリーンをうまく使いながら、とにかく走り回ってシュートチャンスを作り出していた。カリーもそんな選手だと思うよ。意外かもしれないが、カリーを追い掛け回してみたいね(笑)。

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