【全日本プロレス】諏訪魔が王道トーナメント初優勝「次は三冠」 W-1征矢が大森にWILD対決直訴も秋山が激怒

高木裕美

【横田修平】

 19日の全日本プロレス「第4回王道トーナメント」東京・後楽園ホール大会では、第4回王道トーナメント決勝戦などが行われ、1183人を動員した。
 決勝戦では諏訪魔とゼウスが激突。25分を超える激闘の末に諏訪魔がラストライドで勝利をもぎ取り、初優勝を果たした。

怪力ぶりを遺憾なく発揮したゼウスだったが…

【横田修平】

 諏訪魔は今年の1.2後楽園大会で三冠ヘビー級王座を戴冠するも、右アキレス腱完全断裂の重傷を負い王座を返上。だが、7.14後楽園で約半年ぶりの復帰を果たすと、9.4品川での「王道トーナメント」1回戦では三冠ヘビー級王者の宮原健斗を撃破し、完全復活をアピールしていた。
 一方、春の「チャンピオン・カーニバル」準優勝の雪辱を狙うゼウスは、諏訪魔の腰を鉄柵攻撃で痛めつけ、ベアハッグで絞め上げる。さらにアルゼンチンバックブリーカーで担ぎ上げるなど、怪力ぶりを遺憾なく発揮。

【横田修平】

 なおもチョークスラム、パワーボム、雪崩式ブレーンバスターなどの大技を繰り出すも、諏訪魔も顔面の張り合いからかんぬきスープレックス、串刺しラリアット、ジャーマンスープレックス。ゼウスのラリアット3連発を耐え抜き、強引にブレーンバスターで投げきると、ドロップキック、バックドロップからの豪快なラストライドでフィニッシュを決めた。

諏訪魔は11.27両国での三冠挑戦をアピール

 意識が飛びながらも、Evolutionのセコンドの存在に助けられたという諏訪魔は、「ただ、ここで満足しないよ。次に行きたい。三冠がほしいよね」と、半年前に失った王座獲りを宣言。王道トーナメント開催4年目にしてつかんだ初の栄冠に「遠かったな」と浸りつつ、「いい勲章ができたんで次は三冠。最高の舞台でやりたいな」と話したことから、11.27東京・両国国技館大会での三冠戦が浮上した。

【横田修平】

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著者プロフィール

静岡県沼津市出身。埼玉大学教養学部卒業後、新聞社に勤務し、プロレス&格闘技を担当。退社後、フリーライターとなる。スポーツナビではメジャーからインディー、デスマッチからお笑いまで幅広くプロレス団体を取材し、 年間で約100大会を観戦している 。最も深く影響を受けたのは、 1990年代の全日本プロレスの四天王プロレス。

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