バレンティンがイチローを語る 「一緒にプレーできたのは幸せだった」

菊田康彦
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「最初は『ワオ!』っていう感じ」

イチローとプレーした時代を振り返ったバレンティン 【スポーツナビ】

 現在、東京ヤクルトで活躍するウラディミール・バレンティンは2007年9月、マリナーズの一員としてMLBの初舞台に立った。その時メジャー7年目のイチローはマリナーズの顔として、すでに1500本以上の安打を積み重ねていた。当時バレンティンは23歳、一方のイチローは33歳。将来を期待される若手の一人としてMLBデビューしたバレンティンにとって、イチローはどんな存在だったのか。じめじめとした日本独特の梅雨のさなか、バレンティンがインタビューに答えてくれた。

──バレンティン選手は2000年夏にマリナーズと契約。そのオフにイチロー選手がポスティングでマリナーズに入団していますが、その頃からイチロー選手のことは知っていたのですか?

 マリナーズが「イチロー」という選手と契約したのは知っていたよ。ただ、自分は2002年までベネズエラ(マリナーズ傘下マイナールーキー級)でプレーしていたので、実際に会ったのは03年の春季キャンプが初めてかな。

──その時のことは覚えています?

「ワオ!」っていう感じだった。当時まだ18歳で、イチロー選手はその時はもうマリナーズのスター。そんなスゴい選手と一緒にいるというのは、特別なことだったね。

──当時、イチロー選手はどんな存在だったのでしょうか?
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著者プロフィール

静岡県出身。地方公務員、英会話講師などを経てライターに。メジャーリーグに精通し、2004〜08年はスカパー!MLB中継、16〜17年はスポナビライブMLBに出演。30年を超えるスワローズ・ウォッチャーでもある。著書に『燕軍戦記 スワローズ、14年ぶり優勝への軌跡』(カンゼン)。編集協力に『石川雅規のピッチングバイブル』(ベースボール・マガジン社)、『東京ヤクルトスワローズ語録集 燕之書』(セブン&アイ出版)。

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