写真で振り返る大相撲この10年 2006年〜2010年

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 大相撲初場所は24日に千秋楽が行われ、大関・琴奨菊が初の幕内最高優勝を果たし、2006年(平成18年)初場所の大関・栃東(現玉ノ井親方)以来、10年ぶりの日本出身力士による優勝となった。この10年間、角界ではどのような出来事があったのだろうか? 本場所の写真と優勝力士を見ながら、この10年間を振り返る。(しこ名、番付、役職、名跡などはいずれも当時のもの)

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2010年11月場所

稀勢の里に敗れ、土俵下に落ちる白鵬。これで白鵬の連勝は「63」でストップ 【写真は共同】

優勝:横綱・白鵬(14勝1敗)17回目

 2010年1月場所の14日目から連勝を続けていた白鵬が2日目に稀勢の里に敗れて、連勝記録が「63」でストップ。場所前は双葉山の「69」連勝を抜く新記録も期待されたが、記録更新はならなかった。しかし、その1敗以外は白星を積み重ね、5場所連続優勝を果たした。

2010年9月場所

4場所連続16度目の優勝を決め、鯛を手に喜ぶ横綱白鵬 【写真は共同】

優勝:横綱・白鵬(15勝0敗)16回目

 白鵬が4場所連続で全勝優勝を果たし、1月場所から続く連勝を「62」にまで伸ばした。琴欧洲も中日に勝ち越すなど白鵬に追随したが、後半に連敗を喫した。終わってみれば白鵬の安定感が際立つ場所となった。

2010年7月場所

優勝力士インタビューで涙ぐむ横綱白鵬 【写真は共同】

優勝:横綱・白鵬(15勝0敗)15回目

 場所前に、野球賭博への関与で大関・琴光喜らが解雇され、NHKのテレビ・ラジオ中継も中止されるなど逆風のなか開催された。この場所も白鵬が終始優勝争いをリードし、3場所連続で全勝優勝を成し遂げた。優勝インタビューでは角界の不祥事に揺れる心境からか、涙で声を詰まらせる場面も。

2010年5月場所

大相撲夏場所で2場所連続の全勝優勝を果たし、長男の真羽人くんからキスされる白鵬 【写真は共同】

優勝:横綱・白鵬(15勝0敗)14回目

 序盤は横綱・白鵬と新大関・把瑠都が白星を重ねたが、後半に把瑠都が失速。白鵬は安定した取り口で2場所連続全勝優勝、通算14回目の優勝を飾った。場所中には週刊誌で力士の野球賭博関与が報じられ、その後相撲界を騒がす諸問題の発端になった。

2010年3月場所

大関昇進の伝達を受ける把瑠都(中央)と尾上親方夫妻 【写真は共同】

優勝:横綱・白鵬(15勝0敗)13回目

 朝青龍の引退で一人横綱となった白鵬が序盤から白星を重ねる。13日目に把瑠都との全勝対決を制すると、そのまま全勝で優勝を果たした。14勝1敗の把瑠都は場所後に大関に昇進した。

2010年1月場所

25度目の優勝を両手で示し、観客の声援に応える横綱朝青龍 【写真は共同】

優勝:横綱・朝青龍(13勝2敗)25回目

 朝青龍が14日目に日馬富士を下して優勝を決めた。しかし朝青龍は場所中の暴行騒動を発端に2月に引退を表明したため、この優勝が最後の優勝となった。

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