「意地もあった」セブンズ男子が五輪出場 アジア制覇につながったタックル強化
決勝はプロ選手を含む香港との対戦
試合後に笑顔を見せる桑水流(くわずる)主将(右)と坂井。セブンズを長く支えてきた 【斉藤健仁】
10チームが参加して2プール×5チームに分かれて予選が行われたが、「最強の12人で臨む」(瀬川智広HC)という日本代表と、開催チームであり、半数はプロ選手だという香港代表の一騎打ちだと思われていた。その予想通り、互いに5連勝で決勝戦では日本代表と香港代表が相対した。
前半は「『香港コール』にのまれてしまった」
決勝の香港戦を前に国歌斉唱する日本代表 【斉藤健仁】
前半、太鼓が打ち鳴らされ、「香港、香港!」、「加油、加油!(がんばれという中国語)」のアウェーの大声援の中、香港代表が接点で激しさを見せて、日本代表は少し近場に固執してしまい、相手陣に入ることができなかった。すると香港代表が日本代表のディフェンスに対してクロスを使い、外にスペースを作って2トライを挙げて、前半0対10で折り返した。「オリンピックのプレッシャーはあった。『香港コール』にのまれてしまって、焦ってしまった。ボールキープできても、香港代表の得意とする近場を攻めてしまった」(桑水流裕策主将/コカ・コーラ)
それでも瀬川HCは「自分たちの(ボールを展開する)ラグビーをやろう」と声を掛けた。桑水流主将は「ボールを動かそうと話しました」と言えば、前主将である坂井克行(豊田自動織機)は「あれだけ攻められても10点しか取られなかった。後半はいけると思った」と振り返った。見ている側としては、「先にトライを取られたら厳しいのでは……」と思っていたが、ヘッドコーチ、選手たちともに逆転できる自信があった。
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