錦織、今後の気になる対戦相手は? V2へチリッチ戦後も難関続く
ベスト4へ、対戦相手はチリッチ
ベスト8が出そろった楽天ジャパンオープン。錦織圭(写真)の今後の気になる対戦相手は!? 【写真:長田洋平/アフロスポーツ】
この日対戦したスティーブ・ジョンソン(米国)との2回戦では、チリッチの安定感が際立った。第1セットの第1ゲーム、エースを絡めた立ち上がりから、すぐに第2ゲームをブレーク。第3ゲームでは3本のブレークポイントをセーブしたことで余裕が出た。第1セットの5本のブレークポイントをしっかりセーブ。第2セットもブレークポイントはゼロ。ストレートでこの試合を制した。
調子は上向きのチリッチ。今季2人は8月に対戦しており、錦織が勝利している 【写真:長田洋平/アフロスポーツ】
「来日が遅れて連戦になっているけれど、全米オープンの後は試合からも離れ、体力的には十分にフレッシュだ。きょうは風が強かったが、コート環境にも慣れてきた。ケイとの試合を楽しみにしている」
準決勝にも難敵が控える
準決勝では、注目の新鋭であるキルギオスとぶつかる可能性も 【写真:長田洋平/アフロスポーツ】
テニスは勝負優先か、楽しみ優先かの質問に、キルギオスはこう答えた。
「楽しいことが好きだし、人々を楽しませたい。僕はまだ若いから、勝負と楽しみのバランスがまだとれていない。これから経験を積んで、良いバランスのテニスができるようになりたい」
今シーズンは、いくつかの舌禍(ぜっか)事件でメディアや祖国のテニス協会からバッシングされただけにおとなしくしているが、悪ガキらしい片りんもチラリと見せた。世界中で話題になっているロジャー・フェデラー(スイス)のレシーブでのネットダッシュ、SABR(Sneak Attack By Roger)。キルギオスはこの日、それによく似たレシーブを何度か試みた。
「本当のことを言えば、僕はロジャーがやる2、3年前からやっているんだ。Sneak AttackじゃなくStolen Attack(盗まれた攻撃)だったりして……」
その他では、予選上がりのオースティン・クライチェク(米国)がジョアン・ソウザ(ポルトガル)を倒し、準々決勝で第1シードのスタン・ワウリンカ(スイス)に挑戦する。
(文:武田薫)
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