ダノンシャンティ産駒に★7つの大物出現 桜花賞馬ダンスインザムードの娘も好素材

競馬専門紙「優馬」

競馬専門紙「優馬」の2歳馬チェック

 NHKマイルCを好時計で制するも、直前の故障でダービーへの出走が叶わなかったダノンシャンティ。その息子スマートオーディンが父の無念を晴らすべく、まずは初戦を突破。ダンスインザムードの娘、カイザーバルもなかなかの好素材だ。

父の果たせなかったダービー制覇へ スマートオーディン

力強い末脚で後続を突き離したスマートオーディン(撮影:日刊ゲンダイ) 【(C)競馬専門紙「優馬」】

9/20(日) 阪神5R 2歳新馬 芝1800m外
スマートオーディン 牡 馬体重:476kg
★★★★★★★ 7点〔GIIIクラス〕
騎手:M.デムーロ 厩舎:(栗) 松田国 
生産: スカイビーチステーブル
父:ダノンシャンティ
母:レディアップステージ(Alzao)

 少し出遅れ気味にゲートを出たが、無理せず中団の後ろを追走。1000m通過が64秒6という極端なスローペースで、自身の上がり3Fのラップは11秒1〜11秒1〜11秒1と刻んでいる。ペースを考えると鵜呑みに出来る数字ではないが、最後の急坂部分でもスピードが持続している点は評価に値。父ダノンシャンティも同じく松田国英厩舎で、NHKマイルCを制覇し、ダービーでも有力馬の一頭と目されていた。その初年度産駒となる本馬で、父が骨折で出走できなかったダービーを目指す。

馬体診断
 バランスの良い体つきで、見た目とともに父の良い部分を良く受け継いでいる。新馬戦の段階らしく、もう少し馬体は締まってきても良い。特段、胴が詰まっているわけでもなく、クセのない動きをしており、距離はマイルから2400mくらいまで対応できるはず。今後の成長でもう一段階、筋肉がつけばダービー候補になってもおかしくない。

血統診断
 母レディアップステージはアイルランド産で、当地の芝2000mのGII勝ちがある。他にも芝2000mのGIで2、3着が1回ずつ。現役時の実績の割にはこれといった繁殖成績は挙げられていないのが現状。サンデーサイレンスから3代目となる本馬だが、母の父にAlzao(アルザオ)という血統構成はディープインパクトと近似。世界的良血の流れを汲む父の初年度産駒として、現状では一番のデキがこの馬だ。

馬券の狙い目→京都・阪神の外回りや東京向き。NHKマイルC→ダービーの変則2冠路線を進んで欲しい一頭。

ダンス一族から期待の一頭 カイザーバル

カイザーバルが桜花賞と同じ阪神芝1600mで行われた新馬戦を快勝(撮影:日刊ゲンダイ) 【(C)競馬専門紙「優馬」】

9/21(月) 阪神5R 2歳新馬 芝1600m外
カイザーバル 牝 馬体重:480kg
★★★★★★ 6点〔OPクラス〕
騎手:M.デムーロ 厩舎:(栗) 角居
生産:社台ファーム
父:エンパイアメーカー
母:ダンスインザムード(サンデーサイレンス)

 スムーズに好位につけて道中は折り合いも特に問題なし。ペース自体はそれほど緩くはなかったが、勝負所では外目を回りつつジワジワと前に接近。直線に向くとあっさりと抜け出して、最後は流して入線。2着に4馬身差と、ここでは力が違った。ただ、走りの軸はブレていなかったが、少し固さも見受けられたので、レースを使ってその辺が変わってくるかがポイント。

馬体診断
 480キロと牝馬にしては大きい部類で、トモのボリューム感も目を見張るものがあった。欲を言えばもう少し重厚感が欲しい気もするが、牝馬ならこれでも十分か。縦横の造りにも余裕があり、距離は2000m位まで延びてもOK。父の産駒らしく繋がやや立ち気味で、トビも綺麗な部類なので、ややワンペースな走りをする傾向がある。

血統診断
 母ダンスインザムードの全兄姉にダンスパートナー、ダンスインザダークと2頭のGI馬がおり、母自身も桜花賞とヴィクトリアマイルを制した名牝。やや気性の難しいところがあって活躍した距離はマイルが主だったが、3歳時に天皇賞(秋)で2着に入るなど、距離自体は融通の利くタイプだった。父エンパイアメーカーは本馬の母の全姉ダンスパートナーとの間にフェデラリスト(中山記念、中山金杯)を産んでおり、血統的な相性は良いはず。どちらかと言うと中距離型。

馬券の狙い目→上位クラスではマイルより中距離で。オークスというよりも秋華賞向きか。

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競馬専門紙「優馬」のスペシャル競馬サイト。トレセンや競馬場という現場で記者やトラックマン達が仕入れてきた生情報を元に、予想記事やコラム記事を掲載しています。さらに、競馬ファンのニーズに対しダイレクトに応えていくようなコンテンツも展開。

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