佐藤嘉洋が語る長身で手足の長い選手への秘策=芸能K−1部スペシャル企画

K-1実行委員会

佐藤嘉洋は三宅さんのよう背が高くて手足の長い選手へ「接近戦を怖がらないこと、わざと懐へ入らせて対処する練習を」とアドバイス 【(C)M-1 Sports Media】

「第1回K−1チャレンジ全日本大会〜アマチュア日本一決定オープントーナメント〜」(8月15日/東京・後楽園ホール)で、芸能人K−1部の俳優・三宅克幸さんがK−1チャレンジ・ワンマッチに出場する。その三宅さんに、K−1などで活躍し、日本キックボクシング界をけん引してきた佐藤嘉洋がアドバイス&技を伝授する芸能人K−1スペシャル企画の第2回(連載は全3回)をお届け!

接近戦でも怖がらないことが大事

佐藤 三宅さんは試合に出るのは初めてですか?

三宅 K−1チャレンジに出場するのは今回が初めてですね。

佐藤 僕や三宅さんみたいに背が高くて手足が長い選手がやるべきことは……首相撲とヒジ打ちですね。

三宅 K−1では反則です(笑)。

佐藤 もちろん冗談です(笑)。やはりK−1ルールは首相撲が禁止なので、相手に中に入られないことですね。ただ僕の場合は逆に距離を取ろうとするとダメで、意外と相手を自分の中まで入らせるんですよ。

三宅 そうですよね? それは佐藤さんの試合を見ていて思いました。

佐藤 だから相手に入られても慌てない、怖がらないことも大事だと思います。具体的に言えば接近戦の技術を覚えること。どうしても背が高くてリーチがある選手は前蹴り・ミドルでアウトボクシングするパターンが多いですが、あえてインファイトでも戦う技術を身につけておけば、相手はやることがなくなる。「せっかく中に入ったのに何をしていいか分からない」って。

三宅 あぁ…なるほど。

わざと懐に入らせて対処する練習を

佐藤 あえて自分から接近戦に持ち込む必要はないですが、接近戦になっても戦えるように準備しておけば戦いの幅が広がると思います。

三宅 僕はどうしても相手に中に入られて接近戦になると「自分の距離じゃない!」と思って、若干慌ててしまうんですよね…。

佐藤 それをうまいこと日々の練習やスパーリングで意識して、中に入られても「うわっ!入られた!」じゃなくて、今が自分の弱点を克服するチャンスだと思って前向きに捉えるといいですよ。僕はスパーリングでも相手が必ずインファイトで挑んで来るし、普段は階級が下の選手ばっかりだったから、わざと懐に入らせて対処する練習を続けていました。キックボクシング時代は首相撲とヒジがあったので、それで対応していましたが、K−1ではそれが禁止になるので、ちょっとずつ時間をかけて対応していった形です。もし三宅さんが長いスパンで試合をするつもりであれば、こういった接近戦でのスキルを上げてもいいと思うし、もし今回だけということであれば、徹底的にアウトボクシングをやり込んでもいいと思いますね。

三宅 ありがとうございます。

<第3回に続く>
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