【Report 第3回スキー(ハーフパイプ/スロープスタイル/ビッグエア)教室 神立スノーリゾート会場】

チーム・協会

2025年2月15日~2月16日に新潟県の神立スノーリゾートにて、スキー(ハーフパイプ/スロープスタイル/ビッグエア)教室を開催しました。

集合写真 【全日本スキー連盟】

本事業は、フリースタイルスキー、ハーフパイプ、スロープスタイル、ビッグエア競技に興味のある、またはすでに競技に取り組んでいるジュニアアスリートに向け全日本スキー連盟ナショナルチームの選手やコーチにより、安全に競技を続ける為に必要な知識や技術を伝達し同競技の競技者を目指すジュニアスキーヤーの発掘と競技能力の向上を目的とし実施しています。



今回は、今年度2回目となる雪上事業を行いました。

1日目の午前中は、現役選手によるウォームアップのレクチャーを行い練習前にどのようにして身体を整えているのかを学んでもらいました。



その後、トリックを行う上で必要不可欠となるニュートラルポジションの確認と
ニュートラルを応用した重心移動の練習をゲレンデで行いました。


また、フリースキーを練習する上で絶対的に必要となるリカバリー要素であるスライド技術の向上を目指した
サイドスライドやドライブの練習を行いました。

ドライブと重心移動を組み合わせる事で様々なグラウンドトリックを行う事ができるという事と
グラウンドトリックから細かいエッジコントロールを覚える事ができます。

これらの能力が今後様々なシーンにおいて重要なリカバリーのスキルとして必要となる事を伝えました。

午後の座学講習では高尾ジャッジによる競技会の種類や出場方法を学ぶとともに、競技会におけるジャッジの評価観点を実際の大会映像を使いながら模擬ジャッジを行なってもらいながら学びました。



座学の後半では、フリースキーを練習していく上で比較的受傷率が高い脳振盪に関する講習を中本慎也氏に行なっていただきました。
参加者の方々は小中学生が多く、親御さんと共に脳震盪の危険性や対処の方法。万が一受傷してしまった場合の対処法などを学ぶ事ができました。



2日目での雪上講習の前半はスイッチ滑走について安定したターンに必要なロジックの説明と実践の練習を行いました。

ナショナルチームメンバーやゲストコーチの実演を直接みてもらいなが良いインスピレーションを掴んで練習を行ってもらいました。


雪上講習の後半はジャンプ台を使用したエアのトレーニングを中心に行いました。
安全にかっこいいジャンプを目指すために必要な動作やステップアップの仕方などを実践しながら練習しました。
コーチ陣のデモンストレーションもあり盛り上がりました。


午後からは南魚沼トレーニングセンターへ移動しトランポリンを利用したエアトレーニングの講習を行いました。
経験者から全く初めての方までそれぞれのレベルに合わせた練習方法の提案を行わせてもらいました。

本教室は様々なカテゴリーの練習を幅広く行いました。
練習をして上達していくために必要な要素は一つだけではなく、様々な要素が複合的に重なり合うことで上達する事ができるという事を認識してもらいました。

報告: フリースタイル(ハーフパイプ/スロープスタイル/ビッグエア)チーム コーチ 藤田斎文

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著者プロフィール

公益財団法人全日本スキー連盟は、日本におけるスキー・スノーボード競技を統括すると同時に、普及・振興の役割も担う競技団体。設立は1925年、2025年には設立100周年を迎える。スキージャンプ、ノルディック複合、クロスカントリー、アルペン、フリースタイル、スノーボードの6競技において、世界で戦う選手たち「SNOW JAPAN」の情報や、FIS(国際スキー・スノーボード連盟)ワールドカップなどの大会情報をお届けします。

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