ラリーガ EA SPORTS 、第26節プレビュー

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今週末に行われる第26節では、昨季のトップ7に入った6チームによる直接対決が組まれている。今季もトップ3を占めるバルセロナ、レアル・マドリー、アトレティコ・デ・マドリーにレアル・ソシエダ、ベティス、アトレティック・クルブが挑む3試合に加え、「DERBI HISTÓRICO(デルビー・イストリコ)」と呼ばれる隣町対決、レガネス対ヘタフェにも注目だ。

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2月28日(金)に行われる今節最初の一戦はバジャドリー対ラスパルマス。最下位に沈むバジャドリーは、今季2度目の監督交代に踏み切った直後の前節もアトレティックに大敗し、泥沼の6連敗。一方、残留のボーダーラインを形成する17位ラスパルマスも年明け以降は1分6敗の4連敗中と、絶不調から抜け出せずにいる。両者の勝ち点差は8ポイント。バジャドリーが望みをつなぐためには勝利が必須の直接対決となる。

3月1日(土)の1戦目はジローナ対セルタ。両者の勝ち点差はわずか1ながら、前節まで3連敗中のジローナに対し、セルタはここ3試合で勝ち点7を加えている。復調の要因はイアゴ・アスパスの復活だ。37歳の大ベテランは敵地でアトレティコと引き分けた第24節に続き、前節オサスナ戦でも唯一のゴールを記録。3戦連発がかかる今節もそのプレーから目が離せない。

衰え知らずのアスパスは、第8節のジローナ戦でも1ー1に持ち込む同点ゴールを挙げている 【(C)LaLiga】

セルタと同勝ち点で11位につけるセビージャは、ラージョ・バジェカーノとアウェーで対戦する。ラージョはクラブ新記録の9戦無敗が途切れた後、バルセロナとビジャレアルに2連敗。まだ6位を保てているものの、今節3連敗となれば一気に二桁順位まで後退する恐れがある。対するセビージャはアウェーではここ3試合2勝1分。2012年の敗戦を最後に4勝4分無敗と相性の良いバジェカスにて、上位進出の足掛かりを掴むことができるか。

土曜の現地時間18時半にはトップ3の一角、レアル・マドリーが登場。今季の残る13試合において最も厳しい一戦の一つ、ベティスとのアウェー戦に挑む。レアル・マドリーは前節ジローナ戦で4戦ぶりの勝利を手にし、バルセロナと同勝ち点の2位をキープ。ベティスも久々の2連勝で7位に浮上しており、お互い良い流れで迎える好カードとなる。

土曜のラストマッチは今節屈指の好カード、アトレティコ対アトレティック。勝ち点5差で3、4位につける2チームによる注目の一戦となる。前節バレンシア戦で3戦ぶりの勝利を手にしたアトレティコに対し、アトレティックはバジャドリーに7ー1で大勝。昨年10月から続く不敗記録を16試合に伸ばしている。アトレティコにとっては壮絶な撃ち合いを繰り広げたバルセロナとのコパデルレイ準決勝から中3日の過密日程ながら、地元ファンの後押しを力に心身の疲労を乗り越えたいところだ。

水曜のコパデルレイ準決勝ではエンドリックが唯一のゴールを挙げ、敵地でレアル・ソシエダに先勝。レアル・マドリーは三冠獲得に向けて着実に歩んでいる 【(C)LaLiga】

もう一つのコパデルレイ準決勝は壮絶な撃ち合いに。アトレティコは2ー0から2ー4と覆されるも、終盤の2ゴールで4ー4に持ち込む驚異の粘りを見せた 【(C)LaLiga】

3月2日(日)の1戦目は「DERBI HISTÓRICO(デルビー・イストリコ)」と呼ばれるローカルダービー、レガネス対ヘタフェ。隣町に位置するこの2クラブのダービーはスペインで唯一、1部から4部まであらゆるカテゴリーで実現してきた。ラリーガ EA SPORTS での戦績はヘタフェの3勝3分1敗。しかも年明け以降、アウェーでは4連勝中と好調のライバルに対し、レガネスはホームの意地を見せることができるか。

日曜の現地時間16時15分にはこちらも今節の注目カード、バルセロナ対レアル・ソシエダがキックオフを迎える。第13節の前回対戦はホームのレアル・ソシエダが1ー0で制したが、今節はこの試合で決勝点を挙げたシェラルド・ベッカーに加え、攻守の要である久保建英、ナイフ・アゲルドも出場停止。水曜にレアル・マドリーとのコパデルレイ準決勝を戦った心身の疲労もあり、苦しい戦いが予想される。

一方のバルセロナは前節まで5連勝中。ただアトレティコとのコパデルレイ準決勝では序盤と終盤にリズムを崩して4失点を喫しており、90分間を通してのゲームコントロールが課題となりそうだ。

前節ラージョ戦では途中出場のダニ・オルモが先制点を挙げ、最終的に2ー0で勝利。バルセロナは5連勝で首位をキープしている 【(C)LaLiga】

日曜の残る2試合はどちらもヨーロッパ進出を目指すチームと降格圏に沈むチームの対戦となる。マジョルカ対アラベスはその一つ。ここ3試合1勝2分と復調傾向のマジョルカに対し、19位アラベスは前節ホームでエスパニョールとの直接対決に惜敗。降格圏を抜け出す大きなチャンスを逃している。今季2度目の監督交代も囁かれる中、流れを変えるきっかけを掴めるか。

日曜の夜を飾るのはオサスナ対バレンシア。オサスナは前節6戦ぶりに黒星を喫して12位に後退。バレンシアも4戦ぶりに敗れて降格圏の18位にとどまっている。お互い踏ん張りどころの一戦。連敗を避け、目標に近づくのはどちらになるか。

今節最後の1戦は3月3日(月)に行われるビジャレアル対エスパニョール。ビジャレアルはここ6試合4勝2分と着実に勝ち点を積み重ね、5位の座を着実に固めてきた。一方のエスパニョールも年明け以降は3勝3分1敗と上り調子。下位の5チームが揃って敗れた前節には待望のアウェー初勝利を挙げ、降格圏との差を4ポイントに広げている。お互い良い流れで迎えるだけに、質の高い好勝負が期待できそうだ。

ビジャレアルのアヨセ・ペレスはここ4試合で3ゴールを記録。第7節のエスパニョール戦では2ゴールを挙げて逆転勝利の立役者となっており、今回もキーマンとなりそうだ 【(C)LaLiga】

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