FOB会選手がエコステーションに登場! 根底にあるのはクラブ愛
【©KAWASAKI FRONTALE】
ゴミ分別の大切さ
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近年のJリーグではゲリラ豪雨などで中止になった試合は2018年以降5倍となっており、酷暑・猛暑による飲水タイムなど導入・選手のパフォーマンス低下といった試合をするうえでも気候変動は1つの問題になっている。
そこで身近なことから取り組めるのがCO2排出を少しでも抑えられるゴミの分別。それこそU等々力で開催されたJ1リーグ第17節の名古屋戦を例に挙げると、来場者19,463名とスタッフ・イベント業者の約500名から可燃ごみ(プラごみ含む)1,790kg、ペットボトル140kg、カン90kg、ビン5kg、段ボール230kgという大量のゴミが出たが、分別が不十分だったという結果が出たように、まずは自分たちから気候変動・環境問題に対してアクションを推進していこうと今回はゴミの分別を呼びかけるエコステーションを設置している。
かつてフロンターレでプレーした選手たちが呼びかけをしてくれることでサポーターも自然と集まり「呼びかけることで分別にも協力してくれたので、今回をキッカケに意識してくれたら嬉しいです」と大久保将人が笑顔を見せていたように、積極的にゴミの分別に協力してくれた方が多かったのが印象的だった。
「僕自身、フロンターレのホームゲームを含めてJリーグの試合でキッチンカーを出店させていただいていますが正直ゴミに関しては、すべてを分別するのは簡単ではないと思います。でも今日は色んな方が分別に協力してくれましたし、僕たち選手OBが呼びかけることで普段の生活から気をつけてもらえたら嬉しいです」(岡山一成)
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クラブ愛
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ただ、現役引退後はそれぞれのセカンドキャリアで仕事もしているなかで参加するのだから、休日が潰れてしまうのと同じこと。それでも声をかけられれば「行くよ!」と嫌な顔ひとつせず協力してくれる。なぜなのか──。素朴な疑問を選手OBにぶつけてみると全員が口を揃えて言っていたのは「恩返し」や「愛」というワードだった。
「お世話になったクラブに恩返しができるのであれば自分にできる限りのことを精一杯していきたい思いです。FOB会に入っている人はみんな積極的だし、個人としても久々に会える人もいるから楽しいんですよ。僕が在籍していた時期はJ1とJ2を行き来する大変な時期でしたが、あれからフロンターレはどんどん強くなっていきました。本当にフロンターレは自分の誇りです」(大石鉄也)
「多分、ファンの方からしたら試合に出て活躍してきた選手が来てくれたほうが嬉しいと思うけど(笑)、僕に何か手伝えることがあるなら協力をしたい。フロンターレに恩返しをしたい気持ちもありますし、何よりも愛がありますから。だから声をかけてくれるなら一生懸命やりますよ」(大久保将人)
「自分も含めてですがフロンターレに対する愛情の深さがあるから活動に参加させていただいいています。サポーターの方々が僕たちのことを覚えてくれていて声をかけてくれるのが嬉しいですし、お世話になったクラブなので何か協力できることがあれば恩返しをしていきたいんです」(赤﨑秀平)
「フロンターレのよさはサポーターとの距離が近いこと。だから今回のようにサポーターの皆さんと積極的に関わって一緒に活動していくのは素晴らしいですよね。僕もフロンターレに対して恩返しをしたい気持ちもあるし、できる限りのことは協力していきたいと思っています」(岡山一成)
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一緒にプレーした経験がない人もいるが共通してあるのはフロンターレへの愛。これからも川崎市、フロンターレをさらに盛り上げてくれるFOB会の活動に注目だ。
(取材:高澤真輝)
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