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“チェコ”の愛称で知られるメキシコ人ドライバー。 2011年に小林可夢偉が所属していたザウバーでF1への挑戦をスタート。2年目のマレーシアGPで2位と早々に好結果を残す。以降は多くのチームを渡り歩きながら安定した成績を残してきたが、優勝にはなかなか手が届かなかった。 レーシングポイント在籍で迎えた20年シーズン。第16戦のF1サヒールGP決勝で、スタート直後に最後尾まで落ちるも粘り強く走り、レース終盤でトップに立つと、そのままトップでチェッカー。初レースから10年、キャリア190戦目での初優勝だった。 21年からレッドブルへ移籍。翌22年にはモナコGPを初制覇するなど、ドライバーズランキング3位。チームのコンストラクターズタイトル獲得に貢献し、シーズン途中にはレッドブルと24年までの契約延長が発表された。 昨シーズンは開幕5戦で2勝と初のドライバーズタイトルの期待が膨らむも、マシンの開発変更をきっかけに、ペナルティとクラッシュが目立つようになり、母国開催のメキシコGPでは痛恨のリタイア。ドライバーズランキングは2位となるも、中盤戦以降の急失速は今季に不安を残す内容だった。 契約最終年で今季は逆風の中での開幕となるが、不安を払しょくする走りを見せたい。