ファンが選ぶ! プロ野球・チーム別前半戦MVP
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スポーツナビでユーザー投票を実施した「ファンが選ぶ! プロ野球チーム別前半戦MVP」。
今回はロッテの結果(トップ10)を発表します!
※ランキング上位と寸評はスポーツナビアプリでご覧いただけます
ロッテ
順位 | 選手名 | 得票率 |
---|---|---|
1 | 佐々木朗希 | 68.96% |
2 | 高部瑛斗 | 16.21% |
3 | 松川虎生 | 5.66% |
4 | 荻野貴司 | 2.14% |
5 | 佐藤都志也 | 1.83% |
6 | 小島和哉 | 1.07% |
7 | 中村奨吾 | 0.92% |
8 | 山口航輝 | 0.76% |
9 | 東條大樹 | 0.46% |
9 | ロメロ | 0.46% |
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解説
昨年まで2年連続2位。セ・リーグのヤクルト―阪神同様、最終盤までオリックスとペナントを争った。欠けているのはチームに息吹を与える存在。その意味でも言うまでもなく、1位は佐々木朗希だ(68.96%)。
「もう佐々木朗希しかいないでしょう!!(30代男性)」
4月10日の完全試合。最速164キロのストレートと140キロ代後半のフォークボールが武器。しかも日本タイ記録の1試合19奪三振。かつての19奪三振投手・野田浩司は「過去16度の完全試合の中でも最多奪三振数。最高の完全試合と言っていいだろう」。94年槙原寛己(巨人)の完全試合の捕手を務めた村田真一は「あれ以来28年間完全試合は出ていなかった。ノーヒットノーランのたびにインタビューを受けていたが、今年はまた増えた」と苦笑する。
佐々木の完全試合は、その後、3人のノーヒットノーランを呼び、パ・リーグの「投高打低」傾向を誘発した。現在は「風の影響でフォークが落ちる」「観客動員の関係」で本拠地での登板が圧倒的に多いが、今後他球場での佐々木の快投も期待したい。
2位には高部瑛斗がつけた(16.21%)。東海大甲府高―国士舘大を経て、19年ドラフト3位入団のプロ3年目。昨年は8安打だったが、今年はオープン戦で活躍してアピールし、レギュラーを奪取した。魅力は何と言っても足。28盗塁は両リーグトップだ(7月18日現在)。ロッテは昨年チーム打率がリーグ5位の.239ながら、チーム盗塁数107個はリーグトップで、リーグ1位の584得点につなげていた。高部はその象徴的存在となる。今季もチーム盗塁数85個はリーグ1位(7月18日現在)。投票したユーザーはさすがチームカラーを理解していて、高部の得票率2位は妥当な結果だ。
松川虎生は3位(5.66%)。史上3人目の「高卒新人開幕スタメン」を果たした。佐々木朗希の160キロストレート、140キロ台後半のフォークを確捕できるだけでも凄い。完全試合をアシストしたということで3位ランクインだ。
高3夏は、全国制覇した智弁和歌山高の前に甲子園出場はならなかった。しかし、中学時代からバッテリーを組む小園健太(横浜DeNA)と史上初の「高校生バッテリー・ドラフト1位指名」となった。セ・リーグ初の捕手MVP中尾孝義をして「現在は佐々木のほか、石川歩、美馬学といったベテラン投手とバッテリーを組んでいる。今後リードを覚えれば、近い将来とても凄い捕手になる」と言わしめた。
文:赤星信元、企画構成:スリーライト