ファンが選ぶ! プロ野球・チーム別前半戦MVP

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スポーツナビでユーザー投票を実施した「ファンが選ぶ! プロ野球チーム別前半戦MVP」。
今回は広島の結果(トップ10)を発表します!

※ランキング上位と寸評はスポーツナビアプリでご覧いただけます

広島

順位 選手名 得票率
1 坂倉将吾 23.23%
2 上本崇司 21.65%
3 床田寛樹 17.01%
4 マクブルーム 16.17%
5 菊池涼介 4.37%
6 森下暢仁 4.09%
7 大瀬良大地 2.51%
8 栗林良吏 2.23%
8 秋山翔吾 2.23%
10 森浦大輔 1.21%

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解説

広島は上本崇司、床田寛樹で表が割れたが、チーム内打率1位の坂倉将吾が1位に選出された(写真は共同)

 12球団で最も票が割れた。3人が20%前後。それだけに的を射ている意見が多かった。

 1位は坂倉将吾(23.23%)である。坂倉の打撃は高卒プロ1年目から注目されていた。昨年.317で首位打者の鈴木誠也はメジャーへ旅立ったが、プロ5年目にして鈴木に次ぐ打率.315を残した。本職は捕手だが、今年は「三塁・5番」で打率7位(7月18日現在)、首位打者を狙える好位置をキープする。

「捕手でありながら、サードもファーストも守り、全試合出場で高打率(50代女性)」

 余談ながら、マエケン似だ(現ツインズ・前田健太)。

 2位は上本崇司(21.65%)。

「いなかったら最下位間違いなかったはず!?(40代男性)」

 兄の博紀(広陵高-早大-阪神)以上のユーティリティー・プレイヤーで、崇司(広陵高-明大-広島)は内外野を守れる守備固めとして欠かせない。7月12日は「1番センター」でスタメン出場していたが、下半身のコンディション不良で途中退場した。それまで今季71試合62安打、打率.308。やはりこういう選手の存在があってこそ、広島はシーズン前の予想をくつがえし、5月に首位に立っていたのだろう。

 床田寛樹(17.01%)がMVPでもいいのではないか。だが、ファンとしてはやはり毎日のように試合で見られる野手のほうが評価は高くなる。

 広島は今年7月18日現在まで、阪神に10勝1敗2分と「お得意様」にしている。そのうち床田が3勝を挙げている。150キロのストレートとパームボールが武器。先発15試合中、実に13試合に6イニング以上投げている。得点圏での被打率はわずか.154。安定感は抜群だ。自己最多の8勝は必然かもしれない。

 広島は現在も大瀬良大地、九里亜蓮、森下暢仁ら右の好投手はいるが、左のエースは大野豊、川口和久以来、出てこない。床田にかかる2ケタ勝利への期待は大である。

「何度も連敗をストップしてくれて、まさに左のエースです!!(40代女性)」

文:赤星信元、企画構成:スリーライト

結果一覧

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