ファンが選ぶ! プロ野球・チーム別前半戦MVP
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スポーツナビでユーザー投票を実施した「ファンが選ぶ! プロ野球チーム別前半戦MVP」。
今回は巨人の結果(トップ10)を発表します!
※ランキング上位と寸評はスポーツナビアプリでご覧いただけます
巨人
順位 | 選手名 | 得票率 |
---|---|---|
1 | 大勢 | 55.60% |
2 | ウォーカー | 16.48% |
3 | 坂本勇人 | 5.19% |
4 | 岡本和真 | 4.79% |
5 | 戸郷翔征 | 3.49% |
6 | 丸 佳浩 | 3.08% |
7 | 吉川尚輝 | 3.00% |
8 | 増田陸 | 1.70% |
9 | 中田 翔 | 1.54% |
10 | 菅野智之 | 0.89% |
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解説
巨人の前半戦MVPは大勢しかいない。得票は過半数を超えている(55.60%)。
ここ数年、巨人は「絶対的ストッパー不在」だった。しかも、デラロサやビエイラの助っ人投手に頼ってきた。やはり勝利の瞬間は「生え抜き」がいい。この2つの懸案を一気に解消するのが大勢の出現だ。新人でハツラツとしていて、150キロ超のストレート、力で相手をねじ伏せる。
「新人でこの活躍、まさにジャイアンツのMVPです(50代女性)」
ここまで来たら、新人最多セーブである15年山﨑康晃(DeNA)、21年栗林良吏(広島)の37セーブ、願わくば、球団記録である13年西村健太朗42セーブの記録を塗り替えてほしい。過去に12球団で巨人だけ、「通算100セーブ投手」が誕生していない。今年を土台にして、守護神の座に君臨できる逸材でもある。
2位・ウォーカー(16.48%)は一発の魅力(17本塁打)と風貌の親しみやすさからだろう。長期リタイヤをした坂本勇人(5.19%)が3位なのは、巨人の窮状を物語っている。投票する選手がいないのだ。
本来なら、2位・3位に戸郷翔征なり、菅野智之が顔を出さなくてはならない。例えば昨年セ・リーグを制したヤクルトが投手分業制を確立したとはいえ、小川泰弘、奥川恭伸がいた。パ・リーグ覇者のオリックスには山本由伸と宮城大弥の2枚看板があった。1週間に3連戦2カードの日程なのだから、各3連戦の頭にエース格を投げさせるのが理想である。
戸郷が一本立ちし、菅野が復調し、ストッパーの大勢につなげるようなら、巨人に大逆転優勝の目が出てくる。
文:赤星信元、企画構成:スリーライト