【J1第5節 番記者通信簿】“大興奮”の鹿島 順位も評価も堂々首位

サッカー新聞 エルゴラッソ

【画像提供:エル・ゴラッソ】

 サッカー専門新聞『エル・ゴラッソ』の番記者が担当クラブの直近試合の出来を通信簿形式で振り返る本企画。J1第5節は試合未消化のACL組(川崎F、横浜FM、神戸、広島)を除く16チームが対象。その中で最高評価を獲得したのは鹿島。首位につけていた柏と勝点1差で迎えた直接対決で『興奮度』満点の快勝を飾り、順位表でもトップに躍り出た。一方で、昇格組(清水、横浜FC、岡山)にとっては悔しい結果に。それぞれ『失敗は成功のもと』を体現すべく、次の試合での巻き返しを期す。

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 なお、通信簿は6つの評価項目と番記者の短評および総評で構成。6つの評価項目の合計点に応じて上図の総合評価をつけている。評価項目の概要、採点基準、総合評価基準は以下のとおり。

【評価項目】
①ゲーム支配
②個人パワー
③スタイル発揮
④球際
⑤リレーション(選手のつながり)
⑥興奮度

【採点基準】
9~10点:すごく良い
7~8点:良い
5~6点:及第点
3~4点:ややもの足りない
0~2点:次節に期待
※採点は1点刻みで評価

【総合評価基準】
S:49~60点
A+:43~48点
A-:37~42点
B+:31~36点
B-:25~30点
C:13~24点
D:0~12点

 それでは、各クラブの通信簿を見ていこう。

Sランク 鹿島(総合評価点:50)

【画像提供:エル・ゴラッソ】

【担当記者:田中 滋】
【総評】勇気を持って前に出ることで徐々に試合を支配。盤面をひっくり返す長いボールを起点に先制点を奪い、その後相手陣でボールを奪って2得点を追加した。リードして、突き放し、締めくくる。興奮度は終始高いゲームだった。

A+ランク G大阪(総合評価点:46)

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【担当記者:下薗 昌記】
【総評】加入後初先発となった満田誠の働きもあり、前半は今季目指しているハイプレスが機能。本来は前半で試合を決定づけるべき展開だった。また、満田と同じく今季初先発の佐々木翔悟も好パスで持ち味を発揮。そして中谷進之介と宇佐美貴史が不在でも2試合連続の“ウノゼロ”は選手間の共通理解あってこそ。チームの底上げを確かに感じさせた。

A-ランク 町田(総合評価点:40)

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【担当記者:郡司 聡】
【総評】ハイインテンシティーで局面の攻防を制し、相手から自由を奪ってミスも誘発。相手のスキを見逃さずに仕留めた。特に先制点の場面は、決めた桑山侃士、アシスト役の前寛之、チャンスを演出した相馬勇紀ら、個のクオリティーが瞬間的に発揮された象徴例。降雪も含めた厳しい気象条件下で応援したサポーターへご褒美を届ける勝利に。

A-ランク 福岡(総合評価点:40)

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【担当記者:島田 徹】
【総評】京都が3トップを採用していることを受けて、前節・神戸戦までの3バックではなく4バックを採用。また京都のロングボール対策で、プレスよりも中盤でのセカンドボール回収を重視した選手起用と配置にしたことなど、金明輝監督のプランを選手が遂行した。指揮官がこのゲームのポイントとみていた球際の争いや攻守の切り替えでも上回り、今季初の連勝につなげた。

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A-ランク C大阪(総合評価点:39)

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【担当記者:小田 尚史】
【総評】前半こそ互いの狙いがぶつかり合う拮抗した展開になるも、後半はほぼ主導権を握った。90分+アディショナルタイムを通してスタイルを発揮し、選手間のつながりも良く、概ねゲームを支配していただけに、勝ちゲームのような点数になったが、結果だけが足りず、興奮度は抑えめ。

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