「とにかく軽くて強い!」人気アマがアディダス最新ゴルフシューズ「アディゼロ ZG 25」でラウンドしてみた
長年ゴルフをされている方なら、「アディゼロ」という名前に聞き覚えがあるかもしれません。実は10年以上前に「アディゼロ」として販売されていたシリーズなのです。長い年月を経て復活したわけですが、現在アディダスゴルフで人気の「ZG」シリーズと融合する形で登場しました。
「ZG」シリーズといえば、ZERO GRAVITY(ゼログラビティ)の略で、アディダスゴルフの中でも最軽量のツアーシューズです。当然、プロからの人気も高く、多くのアディダス契約選手や契約外の選手が愛用しています。そのような人気シリーズが、かつて人気を博したシリーズと融合したとなれば、期待が高まります。
この「アディゼロZG25」シリーズのBOAタイプとレースタイプ(紐)をラウンドで履き比べてみました。実際の感想と共に、詳しく紹介していきます。
実際にコースや練習場で履いた感想
・グリップ力
・フィット感
・歩行性
・疲労感軽減
・脱着のしやすさ
・重量(実測)
・サイズ感
それでは順番に見ていきましょう。
・グリップ力
アウトソールを見ると分かりますが、種類としてはスパイクレスのモデルになります。
ただ、アディダスゴルフは、スパイクレスではなく一段上の「スパイクモア」というソールであると説明しています。さらに、クリートモデルよりもグリップ力が高いということです。
実際に履いた感想は、本当にすごいグリップ力でした!
個人的にはインパクト時に左足の内側がめくれることでグリップ力の弱いシューズでは受け止めきれず左に流れてしまうことがありますが、そのストレスが全くありませんでした。
さらに切り返し時の右足の蹴りでもつま先が滑ることなくしっかりと振っていけます。
さらに、土がむき出しの割と硬めのベアグランドでも打ちましたが、滑ることなくスイングできたのですごいなと感心しました。
・フィット感
フィット感はBOAタイプとレースタイプでは違いがありました。
まず、BOAタイプですが、とてもフィット感は高いです。BOAタイプを見てみると、BOAのワイヤーが見当たりません。通常はアッパー部分にワイヤーがむき出しなのが、「アディゼロZG」はアッパー内蔵型になっています。
これによりパーツも減り一体感がでるので、全体的に包み込むような締め付け感があり、フィット感がよく感じるのかもしれません。
内蔵型になることでワイヤーの食い込みが気になりましたが、こちらも上手く解消されているようです。
足入れると分かりますが、BOAを締め付けなくてもスイングできるんじゃないかと思うほど、よくフィットするのであまり強く締め付ける必要がなさそうです。
BOAタイプは、オートマチックに締め付けられることが良さでもあり弱点でもあります。レースタイプは任意の場所を閉めたり緩めたりできるマニュアル感がいいですね。
日本人特有の甲高の方は特に、レースタイプにすることで甲側を緩めにするなどの細かい調整ができるのでおすすめです。
共通しているのは、シューズ自体にやや硬さを感じます。ただ、スニーカーのように柔らかいシューズよりは安定感が増すので好みが分かれるでしょうね。
また、欲を言えば内側の踵部に少しクッション性のある素材が使われていると、よりいいのになと感じます。
どちらかというと、BOAタイプは上から包み込むようなフィット感で、レースタイプは横から包み込むようなフィット感だと思いました。
グリップ力が非常に高いので、歩行時に突っかかったりするかも……と懸念していましたが、不思議なことに歩行時は突っかかるようなこともなく、ランニングシューズで歩いているような感覚でした。
スパイクレスなので、クリートシューズ特有の下からの突き上げ感がないのも好印象でした。
・疲労感軽減
検証ラウンドはカートを使わず、18ホール歩きプレーで行いました。
やはり軽いというのは非常に大きなポイントです。一般的に歩きプレーでは8~10kmの距離を歩くため、当然ながら全く疲れなかったわけではありませんが、これが重い本革製のシューズとなると疲労の蓄積に大きな違いが出ると思います。重いシューズでのラウンドと比べると、疲労の蓄積は抑えられていると感じました。
さらに、足裏のパーツには歩行時の推進力を高める効果と疲労感軽減の効果があるとのことで、これもきっと役に立っているのでしょう。
・脱着のしやすさ
ゴルフシューズは自宅以外でも脱着する機会があります。できるだけスムーズにできるものが良いですよね。BOAモデルとレースモデルとでは違いがあるので見ていきましょう。
BOAモデルは、フィット感の良さが裏目に出て、脱着という点ではやや劣ります。一般的なシューズにある「タン」部分がないため、どうしても開口部が狭くなってしまい、履くときは少し気になります。とはいえ、一度履いてしまえば当分の間、脱ぐことはないので、気にならない方にはあまり関係ないかもしれません。
レースモデルは、特に違和感なく、一般的なレースシューズと変わらない印象です。
共通しているのは、内側のアキレス腱が当たる部分の生地が猫の舌のように一方向にザラザラとしていて、足を入れるときは滑るように入っていき、ラウンド中はパカパカしないように踵の上への動きを抑制してくれるようになっている点です。手で触ってみると一目瞭然なので、驚きますよ。
実測値の重量になります。
BOA:385g
レース:375g
参考までに、同社の「コードカオスBOA」は425gなので、非常に軽いシューズであることが分かります。レースモデルはBOAよりも約10g軽いので、ゴルフシューズとしては最軽量クラスのシューズです。ここまで軽量で、なおかつ高いパフォーマンスを発揮するシューズはなかなかありません。
サイズ感としてはどちらも同じで、やや小さめのサイズ感でした。アディダスのゴルフシューズを履いたことがある方は、これまでと同サイズか、0.5センチ大きめでもいいかもしれません。一度履いてみることをおすすめします。
総合評価
アディゼロ ZG 25(BOA)
・フィット感 ★★★★☆
・歩行性 ★★★★☆
・疲労感軽減 ★★★★☆
・脱着のしやすさ ★★☆☆☆
・重量(実測) 385g
・サイズ感 やや小さめ
・フィット感 ★★★★☆
・歩行性 ★★★★☆
・疲労感軽減 ★★★★☆
・脱着のしやすさ ★★★☆☆
・重量(実測) 375g
・サイズ感 やや小さめ
まとめ
過去の人気モデルと現在の人気モデルが一つになり、期待値が高かったシューズですが、見事に期待通りの出来栄えだと思います。すべてが完璧なものは難しいと思いますが、かなりゴルフシューズの完成形に近いのではないでしょうか。個人的には非常に気に入ったシューズになったので、これから頻繁に履いていこうと思います。
シューズはもはや、履ければ何でもいいというものではありません。クラブのヘッドやシャフトを選ぶのと同様に、確実にパフォーマンスに影響を及ぼすことが分かりました。ぜひ参考にしてみてください。
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