“芸能界随一のサッカー通”ヒデ&ワッキーが秘話を続々放出 伝説のギャグ&ロナウジーニョからの小包、2人の推しの選手…
ロナウジーニョから届けられた小包
日本サッカーの成長を長く見てきた2人。披露した秘話も「まだまだ氷山の一角です」(ヒデ)と語る 【(c) フジテレビ】
「試合の帰りに(バルセロナのチームの)チャーター機に乗せてもらったんですよ。そのときに(機内には)全選手がいた。ロナウジーニョがいたり、デコがいたり、若いメッシがいたり、イニエスタとかチャビとか、錚々たる面々がいた。そこでロナウジーニョが日本人の僕に気付いて、来い来いって呼ばれて『写真撮るか?』って言われたんです。けど僕、『いえ、大丈夫です』って断ったんですよ」(ヒデ)
当時、世界トップの人気を誇っていた男からの“誘い”を断ったことには理由があったという。
「ロナウジーニョが椅子を倒して足を乗せてアイシングをしていたんですよ。それで試合終わりで疲れているだろうなって思って」
そしてこの話には“続き”があった。
「断った理由をコーディネーターに話したら、『すごいな日本人は!』ってなって、その数ヶ月後、スペインから吉本興業に小包が届いたんです。そしたらロナウジーニョ本人からサイン入りのユニフォームが入っていたんです」
そのお宝ユニフォームをスタジオに持参したヒデ。「ロナウジーニョが言うには『あの日本人は俺の誘いを断った初めての奴だ』と。その理由をコーディネーターから聞いたら、『いい奴だな』ってなって、これをくれたんです」。サッカーファンなら誰もがうらやむスケールの大きなトークでスタジオを盛り上げた。
期待の若手FW&ムードメーカー、2人が推す選手とは?
だが、収録を終えても“サッカートーク”は終わらない。番組で取り上げた海外サッカーに加えて、日々、日本代表やJリーグの試合を観戦している2人に、今後の日本代表への期待、そして期待する選手を聞いた。
「今の森保ジャパンの強さは間違いない。今度こそ“新しい景色”であるベスト8進出を果たしてもらいたいですし、突破してもらいたい。マンネリ化が一番良くないと思いますし、そのためにもどんどん若い選手にチャレンジさせて欲しい」(ヒデ)
ヒデが期待を寄せるのは、ジュビロ磐田出身の後藤啓介(アンデルレヒト)だ。現地1月26日のリーグ戦でトップチーム出場2試合目での自身初スタメンで初ゴールを決めた身長191センチの期待の大型ストライカーだ。
「磐田時代から知っていて応援していますけど、ようやく(アンデルレヒトで)トップチームに上がったら早々にゴールを決めた。そういう選手っていうのは、中田英寿しかり、だいたい成功している。まだ線の細さがありますけど、高さ、サイズ感は世界基準ですし、海外で揉まれながら、今は自信を持ってやれているんだろうなと感じる」
一方、ワッキーはチームにおけるムードメーカーの重要性を解き、長友佑都(FC東京)の後継者を指名する。
「今、森保ジャパンが強い理由の一つに長友の存在があると思います。あの勝負に対する気持ち、メンタル、みんなをケアするところ、鼓舞するところ、ムードメーカーとして周りを笑わせるところ。あの力っていうのは、試合には出ていなくても選手たちに伝わって、それがいい結果につながっている。そして森保監督は誰かに受け継いで欲しいとも思っているんじゃないかと思う。そのポスト・長友を担うのが、橋岡大樹(ルートン)だと思います。彼は世界レベルのムードメーカー。もちろんユーティリティーなところもあるし、体も強いし、技術もある。その上で、日本代表でも最高のムードメーカーに君臨して欲しい」
初めて世界を体感した1998年から27年が経ち、その間に日本代表はW杯の舞台に立ち続けている。次回の2026年北中米W杯行きを決めれば8大会連続出場となる中、今度こそ“8強の壁”を打ち破れるか。その際には、ペナルティの2人から新しいエピソードを聞けるはずだ。
(取材・文:三和直樹)