【J1第36節 番記者通信簿】総合評価上位は3クラブ 浦和、G大阪は『興奮度』MAX評価に
B+ランク 札幌(総合評価点: 31)
【画像提供:エル・ゴラッソ】
【総評】グループでの連動した攻守、球際での巧みさでは湘南に上回られたが、粘り強さのあるプレーで後半は押し返し、J1残留を何とかつかもうとする姿勢は素晴らしかった。試合終盤の緊張感、興奮度も日常生活では味わえない類のものであり、試合全体を称えたい。
B+ランク 川崎F(総合評価点: 31)
【画像提供:エル・ゴラッソ】
【総評】前半はボールが行き来する京都の土俵で戦ってしまったが、後半開始時に3枚替えをすると、そのタイミングで入った大島僚太と山田新の連係でゴール。大島の判断の早さや視野の広さ、技術力を発揮したパス、山田の速さと強さを生かした突破からのシュートは観る者を興奮させた。チョン・ソンリョンのPKセーブはこれも興奮度十分だったが、蹴り直しで失点。勝ち切ることはできなかった。
B+ランク 磐田(総合評価点: 31)
【画像提供:エル・ゴラッソ】
【総評】VARでのゴール取り消しに救われた中でも4失点という点からゲーム支配の評価は下げた。一方、ジョルディ・クルークスが試合を通して脅威となったこと、マテウス・ペイショットの高さを生かした最終盤の戦い方など個々の特長を生かせた点を高評価。何よりも今季イチのスタジアムの後押しに応えた2点差からの一時同点劇は感極まるものがあった。
B-ランク 鹿島(総合評価点: 30)
【画像提供:エル・ゴラッソ】
【総評】鈴木優磨の退場が試合を大きく左右した。VARがどういう判断をしたのか、ぜひ詳しい説明を聞いてみたい。スタジアムが最も沸いた場面が、クラブアドバイザーのジーコ氏とクラブレジェンドのレオナルド氏が試合前に登場したシーンと、退場の判定を巡るいざこざだったのは非常に残念だった。
B-ランク 柏(総合評価点: 29)
【画像提供:エル・ゴラッソ】
【総評】ボール保持に長ける新潟に対して押し込まれる時間は長かったが、DFの1対1でピンチを未然に防ぐ場面や、FWのキープ力でラインを押し上げる時間を作れたため、個人パワーを高めに評価。ただ、結果として4試合連続の後半アディショナルタイムでの失点で、勝点は『1』に。細谷真大の先制点はサポーターを沸かせたが、総合的に見れば興奮度の項目は必然的に低くなってしまう。